体にスキをつくらない!苦手な食べもの克服法
誰かと一緒に食事をすることは苦手な食べものの克服にもつながりやすい
体づくりのために必要なことは「練習・トレーニング」「栄養」「休養」です。特に栄養面では毎日の食事で、「どれだけ食べたか」という食事量だけではなく「何を食べるか」という食事内容も重要になってきます。体づくりに欠かせないタンパク質をはじめ、エネルギー源として必要不可欠な炭水化物や脂質、身体の調整機能を果たすビタミンやミネラルなど、いろんな食材から体に必要な栄養素をとることが大切です。ところが中には食べ物の好みに偏りがある、いわゆる食べものの「好き嫌い」が多くあると、必要な栄養素をうまくとることができないということも起こります。そこで食べものの「好き嫌い」を克服する方法を考えてみましょう。
●調理方法を変えてみる
食べ物が持つ味や香りが苦手という場合は、食感が変わるように調理方法を変えてみます。特定の野菜が食べられないというケースは多いですが、細かく切ったり、すりおろして何かと一緒に入れてしまったりすると、単独で食べるよりも味や香りが中和されるのであまり気にせずに食べられることが多いようです。また汁物などに入れてしまうのもオススメです。
●食べてみようかなと思わせる
苦手な食べものの多くは、以前の経験からネガティブな印象を持っていることが多いといわれています。何となく「食わず嫌い」になってしまったものでも、成長とともに食べられるようになることも増えるため、少しずつ食べる努力をしてみましょう。特に家族や友達などがおいしそうに食べているのを見ると、その食べものに対する印象が変わり、意外と食べられるようにこともあります。
●実は味覚も成長している
体の成長とともに味覚も発達していくため、子どもの頃に苦手だと感じていたものも、口にしてみると意外と食べられることも多くなります。苦みの強いピーマンやゴーヤ、刺激の強いわさびやカラシなどの香辛料など「苦手だな」と思って避けていたものでも、食べてみるとその印象が変わることも多くなります。「食わず嫌い」になっていないか、また食べてみてその印象が変わるかどうかを確認してみましょう。
苦手な食べものを減らしていくことは、栄養バランスの改善にもつながります。無理強いは禁物ですが、体にスキをつくらないためにもなるべく苦手な食べものを克服するように心がけてみましょう。
文:西村 典子
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