横浜の初戦は危ない!?高校野球ドットコムが予想する選抜ベスト8!【前編】
第91回選抜高等学校野球大会のベスト8予想していただきました。こちらでは動画では語り切れなかったことを述べていきたいと思います。
まず春日部共栄を推した理由として、動画でも述べたように、エース・村田賢一投手の総合力の高さと度胸の強さにあります。
140キロ前半のストレートをコーナーへ投げ分け、スライダー、スプリット、カーブを内外角に投げ分け、相手が強くなるほど燃える度胸の強さ。そして洞察力の高さを生かした投球術、打撃は必見です。
村田君の名前を出しましたが、正捕手の石崎聖太郎のリード、キャッチングも鍵になるかと思います。石崎君は取材時でキャッチングを課題にしていました。一冬超えてキャッチング面でも成長を見せているか注目したいと思います。
試合巧者・高松商は神宮大会を見て駆け引きが優れたチームだとおもいますが、村田、石崎のバッテリーはそれを防ぐ能力があるとみています。
動画では挙げられませんでしたが、春日部共栄に続く対抗馬は市立和歌山を挙げたいと思います。近畿大会で見たとき、上位打線の打撃技術の高さはセンバツ出場校でもトップクラスだと思いました。体格もよく、メカニズム的に体の強さがつくこで、迫力が増す打線だと思います。もちろん市立和歌山もベスト8に入る実力はありますが、今回は春日部共栄を推したいと思います。
奥川恭伸(星稜)
星稜vs履正社については詳しく後日配信の見所記事で述べていきたいと思いますが、奥川君についてスーパーエースとしての活躍が求められると思いますが、近年のスーパーエースといえば、智辯学園の優勝投手・村上投手が思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。村上投手は5試合の防御率はなんと0.38!半端ない数字ですよね!そんな数字を求めていきたいと思います。奥川投手が歴史に残る活躍を見せるには星稜ナインの奮起が求められます。主将で正捕手の山瀬慎之助選手は取材時でこう言いました。
「10回やって10回勝てるチームにしたい」
神宮大会決勝戦の札幌大谷戦の負けの悔しさを誰よりも痛感していたのは山瀬君でした。ぜひチームとして強くなった姿を見せてくれることを期待しています。
札幌大谷と米子東の対戦の中で注目したいのは札幌大谷の西原健太、太田流星のダブルエース。特に太田投手の高速テンポ投球は甲子園のライバルたちを驚かせるかもしれません。こういう投手は国際大会でも需要があるのでぜひセンバツでアピールしてもらえばと思います。
さて、動画では触れられなかった石岡第一。エース・岩本大地投手は最速147キロを誇る本格派右腕。盛岡大付打線を抑えるようだと、一気にドラフト候補として浮上するかもしれません。ぜひそんな進化を見せてもらえばと思います!
後編もお楽しみに!
(文=河嶋 宗一)