News

軟式野球と硬式野球どっちがいいの?それぞれのメリットを紹介!

2019.02.14

軟式野球と硬式野球どっちがいいの?それぞれのメリットを紹介! | 高校野球ドットコム
中学軟式で150キロ計測した森木大智(高知中)

 新年度が始まるまで約1ヶ月半と迫ってきた。最終学年の選手たちは、新しい環境に向けて胸を弾ませているのではないだろうか。
さて今回はそんな新年度に向けて、中学野球で軟式野球を選ぶメリットと硬式野球を選ぶメリットをそれぞれ紹介したい。

 「軟式野球と硬式野球、実際どちらがいいの?」
 迷っている選手や親御様は是非参考にして欲しい。それでは早速見ていこう。

◆軟式野球のメリット
 怪我の危険性が低い
 練習場所は安定し、移動も少ない
 費用がかからない

◆硬式野球のメリット
 多くの指導者が野球経験者である
 強豪校へのコネクション
 意識の高い環境

 以上が、軟式野球と硬式野球のそれぞれのメリットだ。
 まず軟式野球のメリットから見ていくと、「費用面、技術面でのハードルが低く、ハード面も安定している」ということが見えてくる。
 硬式よりも軽く、当たってもそれほど痛くない軟式ボールは、体が出来上がっていないに中学生にとってプラスに働くことも多い。また、練習場所であるグランドも校舎内にある場合が多く、活動費も多くが学校からの部費によって賄われている。移動や金銭面で負担が少ないので、親御様の負担も少ないはずだ。

 続いて、硬式野球のメリットを見ていこう。
 中学校の軟式野球だと、野球経験者の先生が顧問に就かない可能性も出てくるが、硬式野球のチームはほとんどの指導者が野球を経験してきており、強豪校で経験を積んだ方も多くいる。またチームによっては、高校の指導者との関係値も築けており、高校進学の際に優位に働くケースもある。
 「中学から硬式野球に触れたい」という意識の高い選手が集まる中で、切磋琢磨できることは大きな経験になるだろう。

 ここまで、軟式野球と硬式野球のメリットを上げてきたが、では一体どちらを選ぶのがよいのか?
 これは一概には言えないだろう。選手のレベルや性格、体格や住む場所など、様々な要素を踏まえたうえでチームを決定することが大事だと筆者は考える。

 また昨年のドラフト会議で指名を受けた選手の軟式野球出身者を見ればわかるように、プロ野球選手を目指す上で、中学時代に硬式野球か軟式野球かの選択はそれほど大きな影響はない。
 自分にとって最良の道はどこか、選手にとって最良の道はどこなのか、しっかりと考えた上で選ぶことをお勧めする。

文:栗崎 祐太朗

あわせて読みたい!
2018年ドラフト指名選手から見るボーイズリーグ出身選手
2018年ドラフト指名選手から見るリトルシニア出身選手一覧!
2018年ドラ1投手が4人!中学軟式は好投手の宝庫だ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.18

【春季関東大会】白鴎大足利・昆野が最速152キロを計測!前橋商の剛腕・清水はまさかの5失点…。チームもコールド負け!

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?