早川隆久・糸川亮太ら新成人となった大学生投手に注目!
左:糸川亮太(立正大)右:早川隆久(早稲田大)
前日、1998年生まれの社会人投手を紹介したが、彼らは新成人。新成人で注目したいアマチュア選手がまだまだいる。まずは大学生投手を紹介したい。今回は大学を代表する2連盟である東都・東京六大学から。
まず早川隆久(木更津総合ー早稲田大)は高校時代に課題だったストレートは非常に伸び、最速150キロを計測。昨年秋は15.2回を投げ、25奪三振を記録。昨年末に行われた代表候補合宿でも好投を見せた。
明治神宮大会で胴上げ投手となった糸川亮太(川之江ー立正大)は140キロ中盤の速球、キレ味鋭いスライダー、フォークを織り交ぜる投球は実戦的。代表候補合宿で大卒プロを目指すことを打ち明けた糸川。さらにステップアップを目指す1年となる。
村上 頌樹(智辯学園-東洋大)も注目だ。智辯学園時代は選抜優勝投手となり、1年春からリーグ戦登板。一挙プロ入りした上茶谷大河、甲斐野央、梅津 晃大や肘のけがなどもあり登板機会は限られているが、速球は140キロ後半まで速くなっており、今年は主力投手として活躍が期待される。
2016年、今井達也(埼玉西武)とともに甲子園優勝を経験した入江大生(作新学院-明治大)も注目。夏の甲子園では3試合連続本塁打を記録し、U-18代表でも野手起用がメインだった。それでも大学では投手を志願し、140キロ後半の速球を武器にここまでリーグ戦で12試合に登板している。今年は初勝利を目指したい。
関根 智輝(都立城東-慶應大)の復活にも期待したい。1年春には開幕戦・東大1回戦で初登板・初勝利を収め、大学1年では二季で5勝を挙げた。しかし2年生では春は3試合、秋では登板なしと悔しい結果に終わった。優勝奪回には関根の復活がカギとなる。慶應には151キロ右腕・木澤尚文(慶應義塾)、佐藤 宏樹(大館鳳鳴)と好投手がそろい、新成人組の投手陣の活躍に期待したい。