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及川雅貴を中心に実力派が多数!2016年U-15日本代表の現在地

2019.01.14

及川雅貴を中心に実力派が多数!2016年U-15日本代表の現在地 | 高校野球ドットコム
高校屈指の注目選手となった及川雅貴(右)と小山翔暉(右)

 2016年に行われた第3回WBSC U-15ベースボールワールドカップ。日本開催となった同大会に日本代表として出場した選手たちは、この春には高校3年生となり最後の夏を迎えることとなる。
 そこで今回は、第3回WBSC U-15ベースボールワールドカップに出場した、日本代表選手の現在を追いかけていきたい。

2016年U-15日本代表 名前 出身チーム / 進学先高校

【投手】
北田雅也  SASUKE名古屋ヤング / 報徳学園
不後祐将  神戸須磨クラブ / 中京学院大中京
及川雅貴  匝瑳リトルシニア / 横浜
岡田幹太  京葉ボーイズ / 常総学院
櫻井佑輝  忠岡ボーイズ / 報徳学園
星野恒太朗 糸島ボーイズ / 福大大濠
宮城大弥  宜野湾ポニーズ / 興南
増木武寛  福岡アストロズ / 九国大付
【捕手】
鈴木琉晟  勝田リトルシニア / 常総学院
野口海音  松原ボーイズ / 履正社
星子海勢  北熊本ボーイズ / 福大大濠
【内野手】
田口夢人  栃木下野リトルシニア / 健大高崎
嘉手苅将太 姫路アイアンズ / クラーク記念国際
近藤大樹  嘉麻ボーイズ / 西日本短大付
辻憲伸   桑員ボーイズ / 健大高崎
中田惟斗  和歌山御坊ボーイズ / 大阪桐蔭
小山翔暉  愛知木曽川リトルシニア / 東海大菅生
【外野手】
黒須大誠  いわきボーイズ / 横浜
稲生賢二  東海ボーイズ / 愛工大名電
植田太陽  武蔵府中リトルシニア / 大阪桐蔭

 まず代表選手の中で、最も名を上げた選手と言えば匝瑳シニア出身の及川雅貴だ。140キロサウスポーとして大きな注目を浴びたが、進学した横浜高校でも順調に成長を見せ、2019年のドラフト上位候補として名前が上がってる。

 また、同じサウスポーで宜野湾ポニーズ出身の宮城大弥も注目投手の一人だ。興南では1年の夏から甲子園を経験し、今や九州を代表する左腕として、大きな存在感を示している。

 U-15代表には野手として選出されたが、高校では投手としてシブい働きを見せているのが、黒須大誠中田惟斗の二人だ。黒須は横浜高校投手陣の一角を担い、中田も秋季大阪大会では背番号1を背負った。共に全国屈指の名門で、着実に地位を築いている印象だ。

 野手に目を移すと、まず名前が上がるのが愛知木曽川シニア出身の小山翔暉だ。東海大菅生でも中軸を担い、卓越した打撃技術が評価されて昨年末には東京選抜の一員としてキューバ遠征を経験した。

 また関西では、松原ボーイズ出身の野口海音が注目だ。進学先の履正社では、前チームから正捕手として活躍し、新チームでは主将に就任。中学通算45本塁打の打撃も健在で、打撃でもまだまだ伸びる要素を秘めている。

 九州では、北熊本ボーイズの主砲・星子海勢が実績を残す。近年、急速に力をつけてきた福大大濠で1年時から試合に出場しており、九州屈指の打てる捕手として名前が上がる存在になった。

 ここで挙げた選手以外でも、全国各地でU-15代表出身の選手は活躍を見せている。
 中には、中学時代のような力がまだ出せていない選手、野球から離れた選手もいるが、日本代表として日の丸を背負った経験は、必ず人生で役立つはずだ。2016年U-15日本代表選手の今後を、これからも追い続けたい。

文:栗崎 祐太朗

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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