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室内トレーニングで気をつけること

2018.12.21

室内トレーニングで気をつけること | 高校野球ドットコム
天候の影響を受けない室内トレーニングですが、サーフェスやスペースなどをしっかり確認しよう

 トレーニング期に入るとグランドで練習をする以外にも、さまざまな場所でトレーニングを行うことが多いと思います。また雨や雪などの天候によっても室内に移動して、校舎内でトレーニングを行うことなども考えられます。普段とは違った場所で行うトレーニングではどのようなことに注意をすればいいでしょうか。今回は特に校舎内を使う場合について考えたいと思います。

【サーフェス(地面)が違う】

 一番気をつけなければならないのがサーフェス(地面)の問題です。土のグランドで行う場合と違って校舎の床で体を動かす場合は、床の状態がどのようなものかを把握する必要があります。滑りやすいことがまず挙げられるのと、雨の日などは濡れているのでさらに滑りやすくなっていることが容易に考えられます。このようなサーフェスでは急に止まる、急に動くといった「ストップ&ゴー」の動きはむずかしいため、敏捷性をメインとしたものではなく、畳一枚分でもできるような自重トレーニングを中心に行うようにすると、不要なケガを防ぐことができます。

【バランスが崩れないように注意する】

 サーフェスを考慮するとバランス能力を鍛えるようなトレーニングも十分に注意する必要があります。バランスボールなどを使うと滑りやすく、思わぬ転倒などにつながることがあるので気をつけましょう。滑り止めのついたバランスクッションなどを利用し、壁ぎわにそって行うようにすると、バランスを崩したときの支えとなります。

【フリースペースを確保する】

 一人あたりのスペースが狭くなってしまうと、トレーニングのたびに体がぶつかって集中力がそがれるだけではなく、思わぬケガにつながることもあります。両手を開いても相手とぶつからないくらいのスペースを確保し、スペースに余裕がないときはグループごとに分けたり、前後にポジションをずらすなどして他の選手とあたらないように配慮する必要があります。人数が多いチームはむずかしい面もありますが、より良いトレーニングを行うためには空間を確保することについても大切にしましょう。

 

文:西村 典子
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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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