釧路湖陵vs稚内大谷
大量得点で釧路湖陵が61年ぶり秋の全道ベスト4!
更科夕稀(釧路湖陵)
14対12で勝った初戦(札幌英藍戦)に続き2試合連続で二桁得点。釧路湖陵が稚内大谷を圧倒し、秋の全道で61年ぶりとなるベスト4進出を決めた。
「出来すぎですね」と第一声を語った小田聖人監督は、思い直したように、「試合をするのは選手ですから、出来すぎと言ってしまったら選手に失礼ですね。みんなが一生懸命やった結果です」と言い直した。
「ロースコアになると思っていた」と本塁打を放った更科夕稀(2年)が話すように、誰も予想していなかった展開。1点をリードした4回、二死走者なしから七番・鹿野凌平(2年)の二塁打をきっかけに3点を追加すると、続く5回には先頭の四番・古川敢太(2年)から4者連続で長打を放つなど一挙5点。これでコールドゲームの展開に持ち込んだ。
投げては釧根支部予選から通じてこの秋初登板となったエース・鹿野が6回を3安打無失点。6四死球とコントロールに苦しむ場面もあったが、バックの守備も盛り立てた。
2試合で30安打。打率4割5厘の打線に加え、見ていて気持ちよくなるくらいの全力疾走に準決勝も注目だ。
(文=松倉雄太)