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練習の合間に取り入れるトレーニング

2018.08.10

練習の合間に取り入れるトレーニング | 高校野球ドットコム
練習の合間の短い時間をつかってできるトレーニングを積極的に行おう

 グランドで行うフィジカルトレーニングやコンディショニングは技術練習の合間に組み込むことも可能です。まとまった時間が取りにくい、もしくは練習時間そのものが短いという場合に、練習と練習の合間であったり、ウォームアップやクールダウンの中にトレーニング要素を取り入れて行うことも一つの方法です。

 ウォームアップは文字通り、メインの練習を行う前に体を温めて動きやすくすることを目的としていますが、この中にダイナミックストレッチを用いたり、体幹トレーニングを組み込んだりすることで体力レベルを上げるトレーニングもあわせて行うことができます。特に練習開始時は、体がフレッシュな状態なので、ウォームアップ後に続けて瞬発力を強化する動作を取り入れたり、加速・減速といったスピードを意識したエクササイズを行うようにすると、その後の技術練習にもつながってきます。

 また練習と練習の切り替え時間では、水分・ミネラル分補給とともにリフレッシュを兼ねてボールを使った反応系のドリルや、相手の体重を利用したペアトレーニングなどを行い、今まで技術練習で使った部位とは違うところを意識的に動かすようにすることも良いでしょう。この他にも次にバッティング練習を行う場合はバッティング動作に近いひねりを加えた体幹トレーニングを行う、守備練習を行う場合はボールを使ったランジ動作を行う等、次の動作につながるトレーニングをこの短い時間に組み込むと、トレーニング動作がプレーに結びつきやすくなります。

 クールダウンでは翌日以降に疲労をなるべく残さないよう、ストレッチなどを中心に行いますが、特に投手や肩・肘に不安のある選手は肩周辺部のストレッチやトレーニングなどもあわせて行い、投げるためのコンディションを整えるようにしましょう。まとまった時間はなくてもグランドレベルでできるトレーニングやコンディショニングは短い時間でパッとできるものが多いので、ぜひ積極的に取り入れてみましょう。

 

文:西村 典子
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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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