聖光学院が沖縄キャンプ!打線の仕上がりは上々!
聖光学院が沖縄キャンプ!打線の仕上がりは上々!
3月8日の対外試合解禁日を前に、沖縄入りした福島県・聖光学院。5日、6日と雨や冷えた風の下だったが7日は太陽がサンサンと照らす最高の天気に恵まれた。
「本格的にグラウンドを使用しての練習は、明治神宮大会が終わって以来ですよ。」
横山部長も矢吹栄希主将も口を揃える。一死一・三塁のケースバッティングや、二チームに分かれての紅白戦などを観察したが、グラウンドが久し振りとは思えないほど素晴らしい動きを見せる。
「確かに室内だけの練習だったり制限のある中での練習でしたが、ここ沖縄で、土の上でやっても思ったより体が動きます。」
矢吹主将は、基本をしっかりやってきたことの自負を感じているという。
今年の聖光学院はチーム史上最強打線と言われているが、それは6日の紅白戦でも見てとれた。衛藤 慎也を始め各投手の球を、軽々と捉えると打球はグングン伸びて外野の頭や間を抜いていく。それが一人だけではなく、打席に入る全員が振れている。
「一年生大会の能代工戦で、本当に叩きのめされた。取られるだけ取られて、こちらはヒット2本ほど。あれから僕らの意識が180度変わりました。」(矢吹主将)。
秋の県大会で優勝。さらに聖光学院では初となる秋の東北大会優勝。それを支える強打は、負けから生まれたのだ。それだけではない。「今年のチームはアレコレ言わなくても出来る。野球脳が高い」と斎藤監督も絶大の信頼を寄せている。
ポカポカ陽気に誘われて、ランチタイムに沖縄の海で石投げをしたナイン。心身ともに、ここ沖縄の地で充実した時間を過ごしている。明日からの解禁日が楽しみだ。
(文=當山 雅通)
【戦歴・選手名鑑】 聖光学院