News

摂取する前に要チェック!サプリメントの知識レベルを上げよう!

2017.12.12

摂取する前に要チェック!サプリメントの知識レベルを上げよう! | 高校野球ドットコム
さまざまな種類のあるサプリメントは本当に必要かどうかをしっかりと見極めること

■サプリメントの知識レベルを上げる

 身体づくりのためにトレーニングはもちろんですが、食事面においてもいろいろと工夫している選手は多くなってきました。最近ではインターネットの検索によって情報量が格段に増え、「自分で調べてサプリメント(プロテイン等)を購入して飲んでいます」という選手もいます。こうしたサプリメント=栄養補助食品は基本的に「自己責任」において使用できるものですが、一方でサプリメントに関する質問もよく聞かれます。まずはこうしたサプリメントを使用する前に確認しておきたいことがあります。

●食事がキチンと取れているか(現状把握)

毎日の食事(内容・量・栄養バランスなど)には無頓着だけれども、サプリメントは取りたいという選手については、その栄養補助食品をなるべく食事からとるように意識してみましょう。基本的には食事から栄養のバランスや必要な栄養素をとることが大切です。ただし例えば食品からタンパク質を必要量とろうと思うと、余分な脂質も一緒にとってしまう…ということも考えられます。さまざまな状況を考慮してサプリメントの使用を考えることが望ましいと言えるでしょう。

●なぜそのサプリメントを飲んでいるのですか(目的を明確に)

「身体づくりには筋肉のもととなるタンパク質=プロテインが必要」という知識をもとにプロテインを購入して飲んでいる選手については、なぜプロテインが必要なのか(食事をしっかりとっていてもタンパク質が不足しがちである、とか、体脂肪を減らしたいので余分な脂肪分をとりたくないとか)をしっかりと理解することが大切です。エネルギー収支「エネルギーの消費量=運動」と「エネルギー摂取量=食事」のバランスを考えると、毎日ハードな練習を行っている野球選手は、食事における脂肪分はエネルギー源として消費されることが多く、過剰摂取になることはそれほど多くないと考えられます。

●過剰摂取には気をつける(身体に悪影響を及ぼす)

水溶性のビタミン剤(例えばビタミンB群やビタミンCなど)については過剰に摂取したものは尿と一緒に体外に排出されますが、中には過剰摂取をすると身体に悪影響を及ぼすものもあります。プロテインの過剰摂取は肝臓や腎臓に負担をかけるので、必要量以上に摂取することは控えるようにしましょう。また「あまりよくわからないけれども、何となく身体によさそう」という知識レベルで安易に使用するのはリスクが高いので、販売店(薬局であれば薬剤師の方)に十分説明を受けるようにすることも大切です。

文:西村 典子
球児必見の「セルフコンディショニングのススメ」も好評連載中!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.06

【富山】富山商が高岡商を破って春連覇達成<春季県大会>

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.06

【春季埼玉県大会】花咲徳栄4回に一挙10得点!20得点を奪った花咲徳栄が昌平を破り優勝!

2024.05.06

【石川】星稜が完封リレーで「県4連覇」、北信越大会へ<春季県大会>

2024.05.01

春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生一覧! 慶應をねじ伏せた横浜の本格派右腕、花巻東の4番、明徳義塾の正捕手ら入学1ヶ月の超逸材たち!

2024.04.30

大阪大などに卒業生を輩出する進学校・三国丘  文武両道を地で行く公立校は打倒・強豪私学へ「何かしてやりたい」

2024.04.30

【岩手】宮古、高田、久慈、久慈東が県大会出場へ<春季地区予選>

2024.05.01

【神奈川】関東大会の切符を得る2校は?向上は10年ぶり、武相は40年ぶりの出場狙う!横浜は6年ぶり、東海大相模は3年ぶりと意外にも遠ざかっていた春決勝へ!

2024.04.30

【山口】宇部鴻城が西京を下して7年ぶり優勝!<春季大会決勝>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>