練習試合、塁審でもスキマ時間で出来ること
練習試合、塁審でもスキマ時間で出来ること
第99回全国高等学校野球選手権地方大会。昨日(26日)は、北北海道と南北海道で20試合が行われました。
今日(27日)は北北海道の空知、釧根、旭川の各支部が開幕。南北海道と合わせ、26試合が予定されています。
さて先日、大阪池田高校の練習試合を見てきました。ここでの光景を紹介したいと思います。
練習試合ですので、当然審判員がつきます。球審を大阪池田高校のコーチが、塁審3名を試合に出場しない控え選手が務めました。塁審専用の水色のポロシャツに着替えた選手たち。試合が進むにつれ、そのポロシャツに土がいっぱいついていったんですね。試合終了時には、ポロシャツの大部分の色が変わっていました。なぜなのでしょうか?
実は、試合中のイニング間に『腕立て伏せ』や『腹筋』などをしていたんです。これでポロシャツの色が変わるんですね。
プレイ中はもちろん、塁審の役割をしているのですが、「イニング間でプレイが止まっている時は自分の練習時間」。そう言っているようでした。伊野功史郎監督や選手に話を伺うと、先輩達の代から続いていて、当たり前のように自然とやっているようです。
私も、これまであまり見たことがない光景だったので驚きました。
練習試合での審判。もちろん試合でのジャッジが一番大事な役目です。でも野球は間の多いスポーツ。イニング間に工夫すれば自分のトレーニングに充てる時間を捻出することも可能です。練習試合で塁審を務めることが多い選手の皆さん、参考にしてみてはいかがでしょうか。
(文:松倉雄太)