News

前年ベイスターズカップ優勝の湘南ボーイズから新星が登場!136キロ右腕・板垣翔大に注目!

2017.03.05

前年ベイスターズカップ優勝の湘南ボーイズから新星が登場!136キロ右腕・板垣翔大に注目! | 高校野球ドットコム

板垣 翔大(湘南ボーイズ)投手

前年ベイスターズカップ優勝の湘南ボーイズから新星が登場!136キロ右腕・板垣翔大に注目!

 3月4日から開幕した第5回横浜DeNAベイスターズカップ。今回はその模様を徹底レポート!
第4試合は前年ベイスターズカップ優勝、ジャイアンツカップ優勝の湘南ボーイズ。全国を代表する強豪クラブが登場した。

 その湘南ボーイズの先発マウンドに登ったのは、右腕の板垣 翔大。すらっとした長身が目に付く好右腕。左足をしっかりと立ち、そこからまっすぐなステップで踏み込んで、滑らかなテークバックからしっかりとトップを作り、しっかりと振り下ろすフォーム。一連の流れがよく、中学生としてはフォームの土台は良い。板垣は常時120キロ後半~130キロ前半のストレート、スライダー、カーブを外角中心に投げ込む投手。

 体格もよく、まだ筋力的なところはまだまだだが、体ができてくる高校生には、140キロ~145キロの到達が期待できる投手で、ぜひ高卒プロを視野に入れて、取り組んでほしい逸材だ。その板垣は初回、失策で1点を先制されたが、1回裏、1番西谷 球哉が四球で出塁すると、西谷が盗塁を仕掛け成功。2番仙谷の右前適時打で1点を還し、同点に追いつく。 さらに3回裏、川﨑 大二朗が適時二塁打を打って1点を勝ち越しに成功する。

 板垣は尻上がりに調子を上げていき、速球は133キロ、134キロとスピードを上げていき、4回表、小田倉の場面で最速となる136キロを計測。しかし9番小田倉を打ち取ろうとした、2-2から135キロのストレートをたたきつけてバッテリーミス。横浜旭峰ポニーが同点に追いつく。板垣は4回2失点。ややボールが先行だったが、投手としての器の大きさ、将来性は素晴らしいものがある。地道に課題に向き合ってレベルアップを果たしてほしい。

 勝ち越したい湘南ボーイズは。4回裏、一死から9番吉澤 駿がセンターとショートの間にポトリと落ちる安打に。さらに二塁にカバーが入っていないのを見て二塁へ。1番西谷が右超えとなる適時三塁打で3対2と1点を勝ち越す。5回裏にも無死満塁のチャンスを作った湘南ボーイズは代打・前田の三塁線を抜ける適時二塁打でさらに2点を追加して、5対2と点差を広げる。さらに一死一、三塁から野選で1点を追加し、6対2とした。

 湘南ボーイズは120キロ前後の速球、110キロ前後のスライダーのコンビネーションで勝負する稲野辺 元太が2回無失点の好投を見せると、7回表からは110キロ前後の直球、曲がりが鋭いスライダーを武器にする塙 藍太朗が三者凡退に抑え、6対2で完勝した。投手の頭数が多く、さらに攻めも多彩。さすが優勝候補と思わせる盤石な試合運びであった。

 横浜旭峰ポニーは3番で主将の小松 大樹が3安打。スクエアスタンスでしっかりと構え、インパクトまで無駄のないスイング軌道でボールをとらえることができる選手で、今後が楽しみな選手だ。

横浜旭峰ポニー 100 100 0  2
湘南ボーイズ  101 130 × 6
横浜旭峰ポニー:山口、井出ー稲葉
湘南ボーイズ:板垣、稲野辺-西谷

前年ベイスターズカップ優勝の湘南ボーイズから新星が登場!136キロ右腕・板垣翔大に注目! | 高校野球ドットコム

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.06

【富山】富山商が高岡商を破って春連覇達成<春季県大会>

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.06

【春季埼玉県大会】花咲徳栄4回に一挙10得点!20得点を奪った花咲徳栄が昌平を破り優勝!

2024.05.06

【石川】星稜が完封リレーで「県4連覇」、北信越大会へ<春季県大会>

2024.05.01

春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生一覧! 慶應をねじ伏せた横浜の本格派右腕、花巻東の4番、明徳義塾の正捕手ら入学1ヶ月の超逸材たち!

2024.04.30

大阪大などに卒業生を輩出する進学校・三国丘  文武両道を地で行く公立校は打倒・強豪私学へ「何かしてやりたい」

2024.04.30

【岩手】宮古、高田、久慈、久慈東が県大会出場へ<春季地区予選>

2024.05.01

【神奈川】関東大会の切符を得る2校は?向上は10年ぶり、武相は40年ぶりの出場狙う!横浜は6年ぶり、東海大相模は3年ぶりと意外にも遠ざかっていた春決勝へ!

2024.04.30

【山口】宇部鴻城が西京を下して7年ぶり優勝!<春季大会決勝>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>