WBC日本代表がなぜ「セルフジャッジ」に気を付けるのか?
昨年、アジア制覇を果たしたU-18代表はとてもマナーが良いチームだった
WBC日本代表がなぜ「セルフジャッジ」に気を付けるのか?
3月の第4回ワールドベースボールクラシックに参戦する侍ジャパントップチームの強化合宿が23日から宮崎県で始まった。
権藤博コーチが選手たちに話をしていたのは「セルフジャッジ」の禁止。国際大会では審判の権限が強くなり、判定に関して不服な表情を見せたりするのは日本にとって不利な判定をなされてしまう場合がある。実力不足はともかくとして、自分たちができる配慮ができずに、試合を落とすこととなれば、これほど悔しいことはない。権藤コーチはそこを強く警告しているのだ。
ただこれは高校球児の皆さんならば、指導者から「審判の方々」を敬うことを指導されているだろう。これは教育的な観点だけではなく、国際野球に対応するためには身に付けなければならないマナーなのだ。
だが人間は感情の生き物。自分にとって納得がいかない判定に対して、感情を出してしまうことはあるだろう。その感情を審判に向けてはいけない。たとえばストライクとボールを判定するのは主審だが、判定の全権は球審にあり、そこに対して反論をしてはいけないのだ。
実際に、昨年、アジア制覇を果たしたU-18代表は実力だけではなく、マナーも素晴らしいチームであった。ただ勝つのではなく、日本代表としてどう振舞るべきなのか?そこも意識しながら彼らは試合をしていた。1つの感情で損をしないように、ぜひ試合中のマナーには気を付けよう。