愛知高野連がJR東海野球部とタッグを組み指導者講習会を開催!
投球フォームの指導を行う秋葉知一投手(JR東海)
愛知高野連がJR東海野球部とタッグを組んで指導者講習会を開催!今年も充実した内容に!
1月21日、愛知県高等学校野球連盟は、「第12回指導者講習会」を愛知県瀬戸市にあるJR東海野球部グラウンドで開催。指導者・選手含めて約250名が参加した。
JR東海の選手たちが講師となり、選手も一緒に参加する講習会はこれが3回目。これまでは愛知県内高校野球指導者に対する講習だったが、「選手たちにも還元したほうが良い」という流れから愛知高野連の森 淳二理事長が親交がある元JR東海野球部の監督の大矢 正成氏に高校生の指導を依頼。
対するJR東海野球部も、より地域に根差して、社会貢献を目指す企業理念から快諾。今回の指導者講習会形式となったものである。
指導はポジション別に分かれて行われた。
投手は下半身と前肩の動きを意識した投球フォームのレクチャー、捕手はキャッチング、スローイング、ワンバウンドのストッピングがうまくなるための練習ドリルの伝授、内野手は捕球時のグラブの使い方の指導、外野手も打球の追い方とバックホームの注意点についての指導を行った。
2時間半と限られた時間ではあったが、投手はトレーニング室で正しいウエイトトレーニングのやり方を学習。野手も強い打球を打てる打撃フォームを身に付けるためのティーバッティングの方法を学んだりと、選手たちは濃密な指導内容にも意欲的に取り組んでいった。
閉会式では選手代表として感謝の言葉を述べた東海南の伊藤巧海主将は満足した表情で感想を述べる。
「僕たちのチームは守備がウリのチームなのですが、内外野の守備はとても参考になりましたし、今日教えてもらった練習法はチームに持ち帰りたいと思います」
指導者講習会が終わっても、JR東海野球部の選手に質問をして、メモを取る選手たちの姿がそこかしこに。そのような選手たちの姿を見ながら森理事長も「高校生と社会人野球の選手たちが交流することは本当になかなかない機会ですし、素晴らしいこと。ぜひ球児の皆さんはチームに持ち帰ってほしいですね」と笑顔。かくして自分自身の上達へ貪欲な姿勢を見せる愛知県高校球児によって、今回の指導者講習会はより意義が深まるものとなった。
またJR東海野球部の選手たちが高校生へ指導したレクチャー内容は後日、コラムで公開予定!こちらは映像、写真を使ってお伝えいたします!お楽しみに!