秋田県立角館高等学校(秋田)
集合写真(角館高等学校)
今年の夏は、角館至上最長の夏に!
1925年に開校した県立角館中学校を前進とする旧角館高校と1928年に開校した県立角館高等女学校が、2014年に統合し、生まれた県立角館高等学校。そんな角館の野球部は、3月末に沖縄遠征にいくなど、冬の寒い時期にも負けずに、野球に取り組んでいます。
2014年の夏は、甲子園に初出場しました。その時の1年生が今年の3年生です。そんな今年の角館は2年連続で春季大会の県南地区予選の決勝戦に進み、今年は昨年達成できなかった優勝を果たしました。また、昨年のチームは地区予選にて準優勝、県大会ではベスト4の成績を残すなど、毎年諦めることなく、前に突き進むチームが伺える角館野球部。そんなチームには、1年生21人、2年生23人、3年生24人、マネージャー2人の70人が在籍しています。屋内練習場を他の部活と一緒に使用することもあり、他の部活の仲間から刺激をもらいながら練習しています。また、共用練習場だけでなく野球部専用のグラウンドやビニールハウスにて、16:00〜20:00の4時間の間、70人で野球に取り組んでいます。
角館高等学校
そんな多くの角館野球部を引っ張り、一つにまとめる主将の赤上 優人選手は、
「総合力・投手力・打順に関わらずチャンスをつくれる力」が今年の角館の野球部と言います。
その力を作りあげた角館名物練習が、
「トリプル100」この練習はその名の通り、校内100周、30メートルダッシュ100本、階段ダッシュ100本という練習メニュー。様々な走りこむ練習を100ずつ行います。また、他にも、「球回し」というものがあり、通常のように球を回すのではなく、相手を思いやり、そして時にはカバーしあうことを心がけ球回しを行います。この2つの名物練習がチームを作りあげ、技術だけでなく、見えない選手間の心遣いで、さらに角館野球部を大きくしていることが伺えます。
そんな中でも特に角館のキーマンは、、、?
「チームの中心選手で長打力と速球力がウリの小木田 敦也選手」
「投手陣を引っ張る守備の要であり、勝負強い打撃がウリの小松 尚哉選手」
一方、夏に活躍を見せてくれるであろう、期待の選手とは、、、?
「春の不振と怪我を克服した今こそ、夏の大会で本来の力を発揮してほしい柴田 瑠樹選手、田口 雄大選手、佐々木 龍也選手」
角館のキーマンや期待の選手をはじめ70人の仲間と共に迎える夏は、
「角館至上、最も長い夏にしたい!」と意気込みをみせる赤上主将!名物練習で培ったダッシュで、少しでも早く駆け抜け、そして、球回しで培った相手への思いやりで、70人全員で勝利をたくさん掴む夏にしてください!
2年半共に過ごしてきた仲間と笑って優勝
ここからは竹内 健太郎選手と小木田 敦也選手の角館投手陣にお話を伺いました!
Q. 高校球児からみる高校野球のどのようなところに魅力を感じますか?
竹内 健太郎(以下「竹内」):仲間たちと一緒に同じ目標に向かって努力を積み重ねて勝利を喜び合うところ!
小木田 敦也(以下「小木田」):最終回まで何が起こるか分からないところ!
Q仲間と一つの目標に向かい取り組み最後まで諦めない姿は、高校野球の魅力ですね。そんな高校野球で活躍する、お二方の自分のココを見てほしいというプレーは何ですか?
竹内:195センチを生かしたプレーです。
小木田:ピッチングとバッティングです!速球と変化球で打ち取り、ここぞという場面で三振を狙って取るピッチング。そして、勝負強いバッティングを見てほしいです。
Q. そのプレーを生かし、対戦してみたいチームはありますか?
竹内:甲子園常連校の強豪大阪桐蔭!
小木田:同じく大阪桐蔭!高山投手と投げ合いたいです。
Q. 是非勝ちあがって、今年の甲子園球場で実現させてください!では最後に、この夏の目標を教えてください!
竹内:2年半共に過ごしてきた仲間たちと最後まで諦めず、悔いを残さずに、全員で笑って終わる夏にします!
小木田:角館は、夏に向けしっかり準備をしてきました。高校野球の集大成として、ベンチから外れてしまった仲間たちの分まで、目の前の試合を全力で戦い抜きたいです。優勝することは僕たちの最低条件の責任・義務だと思っています。昨年までは、力を発揮できずに先輩たちに迷惑をかけていたので、優勝をして先輩方に恩返しできる夏にします!
竹内 健太郎選手、小木田 敦也選手ありがとうございました!非常に仲間を大切にすることが伺えました。今のメンバーで過ごす最後の大会。70人全員で諦めない姿勢で挑み、先輩方に成長した姿を甲子園で見せてください!
[page_break:あの時の甲子園での悔しさは、甲子園でしか晴らせない!さあ、全員で甲子園へ!]あの時の甲子園での悔しさは、甲子園でしか晴らせない!さあ、全員で甲子園へ!
■湯澤 淳監督に質問!
Q. 新チームになり、どのようなことに力を入れて作り上げてきたのですか?
新チームが始まってから、特に「投げる力」の強化をしてきました。投手のみならず、野手も重点的に鍛えてきました。その成果がこの春に出たのかなと思います。昨秋の投手陣はエースの小木田に頼らざるを得ない状況だったが、春は2番手を担える投手が多く台頭し、その内の何人かは小木田のエースの座を脅かすまでに成長をしました。
Q. 投手陣の成長が更なるチームの成長に繋がったのですね。では、これからの夏に向けどのようなチームを目指していますか?
小木田を中心とした層の厚い投手陣を武器に、失点の少ないチームに仕上がりました。夏は3点以上の得点を挙げれば、必ず勝てるという雰囲気を持ったチームにしたいです。
Q. 技術と気持ちの両方で勝ち続けるチームを目指す湯澤監督から、角館野球部へ向けてメッセージをお願いします!
優勝するのは、チーム最低条件の目標。甲子園に繋がる戦いをしてほしい!1年時に甲子園を経験した今年の3年生。あの時の敗戦の悔しさは、甲子園でしか晴らせない。この最後のチャンスをチーム全員で勝ち取り、先輩達に託された思いを叶えてほしい!
多くの部員がいるものの一人一人が「仲間」を大切にしていることが伺えました。そんな仲間想いな角館が、70人全員で甲子園の舞台に立つことを楽しみにしています!湯澤 淳監督率いる角館野球部の皆さん、ありがとうございました。
今年も大好評!
【僕らの熱い夏2016 特設ページ】
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