鹿児島実vs日大三
8回、犠牲フライで決勝点・鹿児島実
鹿児島実、日大三、立ち上がりから両者毎回のように走者を出してチャンスを作りながらも、ものにできず、投手陣を中心とした守り合いの展開になった。
センバツでエース番号を背負った丸山 拓也(3年)、捕手の井戸田 貴也(3年)のレギュラーバッテリーをケガで欠く鹿児島実は、先発が背番号20の川越 彪(2年)、外野手の中村 天(3年)がマスクをかぶった。3回からは3年生右腕・泰 厚志がリリーフ。9回一死まで投げて、3、5、7回と先頭打者に打たれたが、後続を絶ち試合のリズムを作った。
打線は、7回まで8安打を放ち、毎回走者を出して押し気味に試合を進めながら得点が奪えない。8回、先頭の4番・綿屋 樹(3年)がレフトオーバー二塁打で出塁。無死一三塁とチャンスが広がると、途中出場の6番・喜岡 大晟(3年)がセンター犠牲フライを放ってようやく先制した。
9回裏一死から四球で走者を出したところで、3番手にセンバツでも好投した谷村 拓哉(3年)をリリーフで投入。盗塁は決められたが4番・山本 幸次郎(3年)を三振、5番・櫻井 周斗(2年)をキャッチャーファールフライに打ち取って、完封リレーを完成させた。
(文=政純一郎)