対外試合解禁!雨と上手に付き合うにはどうすればよいのか?
雨と上手に付き合う方法
雨の中の試合
3月9日、日本ハムファイターズと横浜DeNAベイスターズのオープン戦が[stadium]鎌ケ谷球場[/stadium]で行われた。この日は試合前から雨が降り、気温も8度と最悪のコンディションで試合が進行し、先発の大谷 翔平選手を苦しめた。大谷選手は腕が振れないことを覚悟してマウンドに上がったが、先頭打者に四球を与え、制球が定まらず、投じた球の約半分がボール球。試合は3回途中で中断し、そのまま中止となった。試合後、大谷選手は内容のない投球だったと厳しく振り返った。
さて8日、対外試合が解禁され、本格的にシーズンインを迎える高校野球。選抜出場校は、沖縄で調整をするなどをしているが、基本的に温かい環境でプレーできるチームはごくわずか。
多少コンディションが悪くとも試合が行われ、まだ完全に暖かいわけではなく、寒さから体が動かず本調子ではない中、試合を迎える学校が多いのである。ではそんなとき、どんな対策をすればよいのか。
雨の日の試合は体が冷えるので温かい飲み物(しょうが紅茶やココアなど)を飲んで、身体の中から温めることが大切だ。砂糖入りのものであれば、糖分補給も兼ねることが出来る。しょうがのもつ成分であるジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンが血流を改善させるため、こうした飲み物を飲んでから身体を動かすようにすると、より効率よく身体が温まる。さらに雨の日はぬかるんでいるので、足元を取られて滑ることによる足首や膝のケガもリスクもある。不安部位などにサポーターを装着する、テーピングなどで対応する、いつも以上に入念にウォームアップを行う等、出来る範囲でケガ予防のための準備を行う必要があるだろう。
また、体が冷えると手先にしびれが出てきてしまうので十分なストレッチ、ウォーミングアップを心掛け体を冷やさないようにしたいところ。なかには東京都のように3月13日から開幕するところもあれば、選抜、九州、四国は3月20日から始まる地区が非常に多い。迎える実戦でケガをしないよう、しっかりと準備をして、臨んでいこう。