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花粉飛散開始!アレルギーと上手く付き合おう

2016.02.05

花粉飛散開始!アレルギーと上手く付き合おう

花粉飛散開始!アレルギーと上手く付き合おう | 高校野球ドットコム

今年も花粉の季節が!

 今年の夏に行われるリオオリンピックまで半年となりました。
テニス界では、そのオリンピックでの金メダルに加えグランドスラム制覇というとてつもない記録も射程圏内に入っている選手がいます。それが、ノバク・ジョコビッチ選手。
先日行われたテニスの全豪オープン準々決勝で錦織 圭選手がストレートで敗れた様子を見て、その強さに圧倒された人も多いのではないでしょうか。

 ジョコビッチ選手はもともと、小麦などに含まれるグルテンを受け付けられないアレルギーを持つ体質で、そのため試合中に腹痛を起こしたり体調不良になり最後まで力を出し切ることが出来ませんでした。それでも世界ランキング上位にいたというのが凄いのですが、とはいえ現在のような圧倒的な強さは見られませんでした。
ところが、自分がアレルギーを持っていると気付き食事を改善した後のジョコビッチの強さはもう皆さんご存知の通り。ハイパフォーマンスを見せ続け、向かうところ敵なし。絶対的な王者としてテニス界に君臨しています。彼はテニス界のヒーローであるのはもちろん、食物アレルギーの人々に勇気を与える存在となりました。

 さて、食物ではないのですが、つらく苦しいアレルギー反応に日本人が多く悩まされる時期が来ました。そう、花粉症です。最も有名なのが、2月の上旬から飛散を始めるスギ花粉。敏感な方はもう感じているのではないでしょうか。スギから1ヶ月ほど遅れてヒノキ。4月中旬からはイネ科。夏から秋にかけてはブタクサなど、代表的なものだけでも1年を通して花粉症は存在します。運動することでアレルギー症状が起こる、またはひどくなるケースもあるため、外で試合やトレーニングを行う球児の皆さんは、常にリスクにさらされていることになります。
読売巨人軍、ニューヨークヤンキースなどで活躍した松井 秀喜氏なども、花粉症の為に春先は調子が悪い、などと言われていました。侍ジャパンなどで国際試合への出場が増えてきた最近では、ドーピング対策として花粉症の薬が使用できなかったり、その対策に手を焼いている選手も多いようです。

 ただ、放っておくと野球のみならず日常御生活にも支障が出てくる花粉症。自分の身体の免疫によるものなので、何の対策もしなければひどくなる一方ですし、別のアレルギーを発症しやすくなったりと百害あって一利なしです。
まずは自分が何のアレルギーか知ること。「花粉症と診断を受けると負けた気になる。これは風邪だ!」と自分に言い聞かせるという人もいるようですが、やせ我慢をしたからと言ってパフォーマンスが上がるわけではありません。大人しくアレルギーを認めることで、対策も立てやすくなります。上手く付き合っている人はジョコビッチ選手のみならず数多くます。
戦いは、敵を認識し、知るところから。花粉との対戦に勝利するよう戦略を練りましょう。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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