自分自身の体作りのために食品表示を見てみよう
4月になりました。球児のみなさん、ご進級・ご入学おめでとうございます。春の大会も各地区で行われていますが、がんばっていますか。
今まで当コラムでは色々な食べ物、食品を紹介してきました。さて、食品には様々な表示がありますが見たことがありますか?今月は、食品表示の見かたについてお話しします。
「食品表示」って何だろう
▲食品表示の見かたを知ろう!
「この食品は何から作られているのだろう?」
「何が含まれているのだろう?」
「どこで作られているのだろう?」
食品を手にした時に、疑問に思ったことはありませんか?
全ての食品には、品質表示基準が定められています。
生鮮食品であれば名称・原産地、加工食品であれば名称・原材料名・内容量・賞味期限又は消費期限・保存方法・製造者の氏名及び住所等を表示することが義務付けられています。(農林水産省ホームページより抜粋)
商品の裏などにある表示を見たことがある人も少なくはないでしょう。
「食品表示」の見かたを知ろう
食品表示、どのようなところを見たらいいでしょうか。
1.食品添加物(原材料の項目に記載)
使用されている食品添加物は、原則としてすべて記載されています。
2.アレルギー物質の表示(原材料の項目もしくは枠外に記載)
アレルギーがある選手はしっかり確認しましょう。
3.賞味期限・消費期限
賞味期限とはおいしく食べることができる期限のこと(過ぎると食べられないわけではない)
消費期限は腐敗、変敗など品質の劣化に伴い安全性を欠くおそれがないと認められる期限のこと(期限を過ぎたら食べないほうがよい)
未開封での期限です。開封後は保存方法を守りできるだけ早く食べましょう。
4.保存方法
保存方法が詳しく書いてあります。おいしく安全に食べるためにも確認をしましょう。
その他にも、熱量(エネルギー)やたんぱく質量、脂質量、炭水化物量、ナトリウム量などの栄養表示もなされています。
「食品表示」「栄養表示」を活用しよう
▲ポイントをおさえて必要なタイミングで必要な栄養素を摂取しましょう
表示がどのようなものかわかりましたか?
では、どのように活用したらよいでしょうか。
ポイントは2つ。
1.何から作られているのかを確認する。
原材料は、多く含まれるものから順に記載されています。メインで使われている原材料は何でしょうか。添加物は何が使われているでしょうか。摂取する際の参考にしましょう。
2.栄養素の量を確認する
炭水化物量、たんぱく質などそれぞれがどのくらい含まれるのかの目安にしましょう。例えば、飲料であれば何を目的にするのか(エネルギー補給なのか、たんぱく質補給なのか など)の参考になります。脂質多めの食品を避けるのはもちろん、ナトリウム(塩)の量にも気をつけましょう。
世の中には、様々な加工食品や食品があります。もちろん、活用するのは自由です。
選ぶのは自分自身ですから、ポイントをおさえて必要なタイミングで必要な栄養素を摂取できるようにしましょうね。
当コラムで書いてほしい内容、聞いてみたい栄養の話を募集中です。ぜひ編集部にメッセージをお寄せください。
■ 5月の栄養学一口コラムもお楽しみに!