前田健太投手「夢であるメジャー行きを後押しいただき感謝」 球団の容認を発表!
前田 健太選手(広島東洋カープ)
■前田健太投手(広島東洋カープ)、公の場でメジャー志望と球団のポスティング容認を発表!
12月4日、広島東洋カープの前田健太投手は、大阪市内で行われたミズノ社のアンバサダーミーティングに参加。そこで、メジャー志望と球団からポスティングシステムによる移籍を容認された旨を公の場で発表した。
改めて、これまでの前田投手の実績を並べてみると「すごい」の一言だ。
PL学園卒業後、高卒2年目の2008年から先発ローテーション入りし、実働8年間で、97勝67敗、勝率.591、防御率2.39。獲得タイトルは最優秀防御率3回(2010年、2012年、2013年)、最多勝2回(2010年、2015年)、最多奪三振(2010年、2011年)、沢村賞2回(2010年、2015年)、ベストナイン3回(2010年、2013年、2015年)ゴールデングラブ賞5回(2010年、2012~15年)、2010年からの6年間、投手タイトルをとらなかった年は2014年しかない。先日、行われたプレミア12でエース格として活躍した前田投手は現在の日本球界のエースであり、その去就ぶりは以前から大きく注目されていた。
数年前から強いメジャー志望があった前田投手。今シーズン終了後、球団と相談。そこで球団はポスティングによる移籍を近日、容認する動きがあった。前田投手自身は球団の姿勢についてどう思っているのか?その発言を聞こうと、この日は多くの報道陣が集まった。
前田投手は、「球団本部長の鈴木さんと常々話す機会を設けていただき、球団の方には自分の夢であるメジャー行きを後押しをしていただき、本当に感謝をしています」と球団へ感謝の言葉を語った。
球団は容認したが、前田投手の去就はこれからがスタートになる。ポスティングシステムは、まだどの球団を手を上げるかが決まっていない。どんな球団が手を上げてほしいのかという質問に対しては、
「まだ始まったばかりですし、先のことは想像できていませんが、自分をしっかりと評価していただける球団であれば、どこでもプレーします」と話した。
しっかりと自分の行き先が決まったとき、「応援していただいているファンの皆様にご報告をさせていただきたいと思います」とコメント。
前田投手がこれまで実績をしっかりと積み上げることができたのは、計画的にオフを過ごしたり、単純できついと思っていることでも、それでも周りがやるからやらなければならないと危機感を持って取り組んでいたことが、2012年のオフシーズンに語っていたインタビュー記事からも伺える。
また前田投手の投球を見ていると非常に繊細だが、それは、2013年のシーズンインに話していた「一つ一つのキャッチボールと遠投も大事にしている」という姿勢があるからだろう。
これからも、前田投手の動向が見逃させない。
これまで高校野球ドットコムで配信した『前田健太選手』のインタビューを再度チェック!
◆独占インタビュー「12月~2月 オフシーズン編」
◆独占インタビュー「3月~6月 テクニカル&マインド編」
【高校野球ドットコム編集部】
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