試合レポート

八女vs筑紫台

2014.07.09

効果的だった初回の3ラン!八女が4年ぶりの夏勝利!!

 野球はしっかりと点を取れるときに点がとれるか。八女は一気に流れを引き寄せる本塁打で、勝利をモノにした。

 1回表の攻撃、八女は無死一、三塁のチャンスを作ると、3番堤 将太郎(3年)がレフトへ3ランホームランを放ち3点を先制する。3人で3点。これ以上ない点の取り方である。さらに八女は3回表にも8番近藤 拳斗(3年)の右前適時打で1点を追加し、4対0とした。

 投げては松丸 康隆(3年)が好投。球速は120キロ前後と決して速くないが、スライダー、カーブをうまく使い分け、、内外角に揺さぶりながら、淡々と打者を打ち取っていく。

 対する筑紫台のエース・馬場 翔太郎(右投げ・3年)は、立ちあがりこそ八女打線に高めに浮いた直球を狙われたが、失点してからは、変化球中心の攻めに投球をスイッチ。常時130キロ前後(最速131キロ)の直球に、キレのある縦横のスライダー、カーブを織り交ぜ八女打線を抑えていく。こうなると八女としては初回の3点が大きかった。

 一方、反撃したい筑紫台だが、松丸を打ち崩すことが出来ず徐々に4点が重くのしかかっていく。9回裏も三者凡退に抑えられ、試合終了。

 八女にとっては2010年以来となる4年ぶりの夏の勝ち星。勝利を掴んだナインは、スタンドにいる部員、OB、父兄と共に喜びを分かち合った。

 点を取れるときに点がとれるか。

 少ない好機をしっかりと活かした八女。理想的な試合内容で初戦突破を決めた。
勝利した八女は12日(土)の久留米球場にて三潴と対戦する。

(文=河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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