試合レポート

海星vs西陵

2011.07.24

昨年の雪辱をもって、決勝へ

試合は序盤から白熱した。両チームともに初回にチャンスを作るも、あと一本が出ず、無得点。
先制したのは、海星。2回1死から7番・山崎の内野安打で出塁すると、9番・平湯の右前適時打で先制点を奪う。さらに3回にも無死満塁から5番・射場がセンターへの犠牲フライを放ち、1点を追加。
しかし、西陵は無死満塁のピンチを1点でしのぎ、そのまま攻撃に流れを持っていきたいところだったが、スクイズ失敗などでチャンスをものに出来なかった。
このまま突き放したい海星はその裏、ビッグイニングを作る。安打や四球で1死満塁のチャンスを作ると、押し出しの四球でまず1点。その後も西陵の失策で1点を追加すると、怪我のため控えとなっていた古賀が代打で登場。右方向への適時三塁打を放ち、一挙に3点を追加し、この回だけで5点を上げた。
0-8と追い込まれてきた西陵は、6回に意地を見せる。6回から登板した海星の永江から、3番・釜元が痛烈な右前安打を放つと、4番・浅房が遊撃手への強襲で内野安打となり、更に送りバントで1死二、三塁。ここで代打・片山がセンターへの犠牲フライを放ち、まずは1点を返した。
しかし、コールドゲームを逃れたい西陵だったが、そのまま海星の勢いにのみこまれ、1-9の7回コールドでゲームセット。チャンスをものにするここ1番の勝負強さが、海星の方が一歩上だったようだ。
海星が、昨年の雪辱を果たすべく、甲子園出場をかけて、明日、清峰との決勝へ挑む。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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