土庄vs高松桜井
先発した新川(土庄)
“投打に安定土庄10得点、小豆島勢はそろって3回戦へ!”
瀬戸内海屈指の観光地と同時に、小説・映画「二十四の瞳」の舞台としても有名な小豆島。
ここには小豆島高校と、土庄高校という2つの高校が存在する。
特に土庄高校は1965年の阪神ドラフト1位・石床幹雄投手(故人)を輩出するなど県内でも一定の実力を持つ高校として知られ、2009年にはセンバツ21世紀枠・四国地域候補校にも選出されている。
そんな土庄にとって今大会2試合目となった高松桜井戦、1回戦は琴平相手に4得点に終わった打線がこの日は初回から火を噴く。
3安打に犠飛、相手失策も絡めて一挙4点を奪うと、その後も着々と加点。7番・笠井祐輔(3年)が4打点など、切れ目なき打線が力を発揮し5回で10点。
投手も背番号「6」の2年生投手・新川将司が相手をわずか1安打に抑えて、彼らは悠々と3回戦進出を決めた。
かくして既に前日、小豆島が三豊工を破っているため、3回戦にそろって進出を決めた小豆島勢。
3回戦の相手は小豆島が観音寺中央、土庄が昨夏覇者の英明を破った坂出と簡単な相手ではないが、人口32,000人の島の期待も背負い、彼らはベスト8への関門に挑んでくれることだろう。
(文=寺下友徳)