牧 秀悟(松本第一出身)が初本塁打!19年大学ジャパン24人中、プロ入りしたのは?
DeNAに2位指名を受けた牧 秀悟(中央大)
2月7日、DeNAが今キャンプ初の紅白戦(一軍対二軍)を行った。そのなかで話題をさらったのがルーキーの牧 秀悟(中央大→DeNA2位)である。牧は一軍の「6番・二塁」に抜擢され、でスタメン出場すると初打席で坂本 裕哉から左翼スタンドへ飛び込む実戦初打席初本塁打をマークした。その後も右邪飛で一塁から二塁へタッチアップするなど、アグレッシブな走塁を見せ打つだけではないことを見せている。
現時点においてDeNAは二塁に絶対的なレギュラーがいるわけではい。遊撃も含め大和や柴田 竜拓、伊藤 裕季也に田中 俊太、そして倉本 寿彦らとの争いとなるが、三浦 大輔監督へ大きなアピールを行った。
そんな牧は中央大3年時に1学年上の森下 暢仁(明治大→広島)らとともに、侍ジャパンの一員として日米大学野球選手権に出場した。その代表メンバーを振り返ってみると、24人の代表メンバーのうち3年生は10人。その10人のうち9人がプロ志望届を提出し、全員が昨年のドラフト会議で指名を受けた。
投手では伊藤 大海(苫小牧駒沢大→日本ハム1位)と早川 隆久(早稲田大→楽天1位)、に山崎 伊織(東海大→巨人2位)と上位指名が3人。さらに内間 拓馬(亜細亜大→楽天4位)、村上 頌樹(東洋大→阪神5位)も中位・下位指名でプロ入りを果たしている。
捕手では唯一の3年であり、同大会では1打席のみの出場だった古川 裕大(上武大→日本ハム3位)が、郡司 裕也(慶応大→中日)、海野 隆司(東海大→ソフトバンク)、佐藤 都志也(東洋大→ロッテ)の上級生たちにつづいた。
内野手では牧をはじめ元山 飛優(東北福祉大→ヤクルト4位)と小川 龍成(國學院大→ロッテ3位)が指名されている。
春季キャンプではリハビリ中の山崎と村上をのぞく8人が一軍でスタートしている。まずは牧がアピールに成功した形だが、その他の選手たちもこれから始まる実戦形式の練習を待ち望んでいることだろう。
3年時から侍ジャパンに選ばれていた精鋭たちは、初めて体験するプロのキャンプで結果を残し開幕一軍を掴むことができるだろうか。
<2019年日米大学野球選手権大会メンバー>
※学年は当時
<投手>
吉田 大喜(大冠-日体大4年→ヤクルト)
森下 暢仁(大分商-明治大4年→広島)
伊藤 大海(駒大苫小牧-苫小牧駒沢大3年→日本ハム)
山崎 伊織(明石商-東海大3年→巨人)
早川 隆久(木更津総合-早稲田大3年→楽天)
村上 頌樹(智辯学園-東洋大3年→阪神)
内間 拓馬(宜野座-亜細亜大3年→楽天)
佐藤 隼輔(仙台-筑波大2年)
<捕手>
郡司 裕也(仙台育英-慶応大4年→中日)
佐藤 都志也(聖光学院-東洋大4年→ロッテ)
海野 隆司(関西-東海大4年→ソフトバンク)
古川 裕大(久留米商-上武大3年→日本ハム)
<内野手>
柳町 達(慶應義塾-慶応大4年→ソフトバンク)
安本 竜二(静岡-法政大4年→ENEOS)
篠原 涼(敦賀気比-筑波大4年→ENEOS)※プロ志望届出さず
元山 飛優(佐久長聖-東北福祉大3年→ヤクルト)
児玉 亮涼(文徳-九州産業大3年→大阪ガス)※プロ志望届出さず
小川 龍成(前橋育英-國學院大3年→ロッテ)
牧 秀悟(松本第一-中央大3年→DeNA)
田中 幹也(東海大菅生-亜細亜大1年)
<外野手>
宇草 孔基(常総学院-法政大4年→広島)
竹村 陸(神戸国際大附-近畿大4年→日本生命)※プロ志望届出さず
丸山 和郁(前橋育英-明治大2年)
森下 翔太(東海大相模-中央大1年)
(記事:勝田 聡)
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