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第95回 JFE東日本 鹿沼圭佑選手2012年05月14日

 高校では甲子園のマウンドを、大学時代は全日本の舞台も経験してきた右腕・鹿沼圭佑。桐生第一高では、2006年夏の甲子園で、リリーフとして活躍し、3回戦まで勝ち進んだ。 東洋大では、リーグ5連覇を経験。4年時には、投手ながらキャプテンも任された。同期の乾真大(北海道日本ハム)とともに、王者のマウンドを守りぬいた。

 卒業後、JFE東日本(本社・千葉県)に入社。昨年は、肩痛で満足のいく投球が出来なかったが、一冬こえた2年目の今シーズンは大きく成長。公式戦でも大事な場面を任せられるようになった。また、今年は“真っ直ぐ”に自信がついた。伸びのある直球を武器に、4月に行われた岡山大会では、敢闘賞を受賞。大学時代は、スライダーがウリの鹿沼も今年は、投手としての大きな変化を遂げている。
 僅か入社14ヶ月の間で、鹿沼が感じてきた課題。そしてその解決策とは?高校生の投手、必見の内容です!

【目次】
[1]課題は低めへのコントロール
[2]低めの投球を手に入れるための練習法&トレーニング
[3]小さいコマの動きを身に付ける

課題は低めへのコントロール

"社会人選手の対応能力の高さに驚かされた"

――昨年2011年にJFE東日本に入社されてすぐの目標は、どんなことを設定していたのでしょうか?

鹿沼圭佑選手(以下「鹿沼」)  大学と同じで、中継ぎなどで抑えて結果を出していけたらなというのと、プロを見据えて1年目からバリバリ投げて、アピールをしたいなという思いはありました。だけど、春先すぐに肩を痛めてしまって、球速も全然上がらなくて。公式戦でも投げていなかったので、そんな自分への歯がゆさはありました。

――その中で1年目は、どんなことを課題において取り組んできたのですか?

「鹿沼」  肩を痛めて、ベストに近い状態で投げられていなかったので、『調子が悪い中で、低めに投げるコントロールを身につける』という課題を入社してすぐの4~5月で見つけました。この時期のオープン戦で、『ストライクが欲しい』という心理状態になって、ボールが真ん中に集まって、高めに浮いて、それを狙われる場面があったんです。

――大学とは、レベルが全く違いましたか?

「鹿沼」  そうですね。大学に比べて一人ひとりのバッターの質が違うので、スイングも違うというのはあるんですけど、僕くらいのピッチングで、ベルトの近くに真っ直ぐを投げたら簡単に打たれてしまう。スライダーも結構自信があったんですけど、簡単にカットされたりとか多かったので、社会人のバッターの対応能力の高さに驚かされました。

――この春の鹿沼投手のピッチングをみていると、『低めに投げるコントロール』もすでに身につけられ、さらに大学時代よりも真っ直ぐの“伸び”を感じます。昨年から、この春までの期間でどんな練習やトレーニングをされてきたのでしょうか?

「鹿沼」  2つあります。リリースポイントの意識を変えること。そして、股関節周りの柔軟性と筋力をつけていったことです。

 次のページからは、鹿沼選手からその具体的な練習法とトレーニングについて伺います。

【次のページ】 .低めの投球を手に入れるための練習法&トレーニング

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プロフィール

JFE東日本 鹿沼圭佑選手
鹿沼 圭佑(かぬま けいすけ)
  • 生年月日:1988年6月25日
  • 出身地:群馬県
  • 桐生第一高-東洋大-JFE東日本
  •  桐生第一高、3年の夏は甲子園で、リリーフとして活躍し3回戦まで進出。東洋大では、リーグ5連覇を経験。4年時には、投手ながらキャプテンも任された。大学卒業後、千葉のJFE東日本に入社。入社2年目の2012年 は、JABA岡山大会で敢闘賞を獲得するなど、さらなる活躍をみせる。
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