第507回 桜美林大学 大平 達樹選手「教えた方々のアドバイスを無駄にしなかった」【後編】2017年03月09日

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【目次】
[1]大学に入ってリードの幅が広がった
[2]難易度が高い体の近くで捕球する方法に挑戦 / 佐々木 千隼の凄さは投げるだけじゃない!
[3]明治神宮大会の日大戦の本塁打は理想的な打ち方だった

■前編「打者の動きを見てのリードを心がけよう」から読む

 後編では、大学に入ってリード面で覚えたこと。キャッチング技術を磨くために工夫していること。そして最後に今年にかける意気込みを語っていただきました。

大学に入ってリードの幅が広がった

大平 達樹選手(桜美林大学)

 大学入学後は視野も広がったと大平は言う。

「大学に入ってからは、このケースは長打がダメだから、こういうボールを要求しようとか、ここは三振が欲しいからこういう配球をしようという、状況に応じたリードも心掛けるようになりました。高校時代はそこまで余裕が持てなくて徹底し切れていないときもありました。特にリスクマネジメントですね。バッターのスイングにもよりますけど、長打がダメな場面で、高めとか、それが出やすい球を要求してしまうと、失点のリスクが上がってしまう。佐々木 千隼さん(16年ドラフトロッテ1位関連記事)のような抜けた力を持っているピッチャーでもリスクのあるボールは出さないようにしていました。状況によって出す場合でも、外野手に後ろに下がるように指示をした上でした」

 1球の配球ミス、1つの指示が勝敗をわける試合もある。慎重さはキャッチャーにとって必携条件と言える。

高校3年生の夏は初戦で負けてしまったんですけど、あの試合はすごく覚えています。負けるとは思っていなかったのですが、1対2での敗戦。そのときは最善を尽くしたと思っていたんですけど、今考えると、打たれてはいけないバッターに打たれてしまったり、出塁させなくていいところで塁に出してしまったり、そういうことが積み重なっての負けでした。

 先制点を取らなければいけないのに、それができずに流れに乗れなかったな。それに先発投手が2年生で、初先発だったんです。もう少し声をかけてあげれば良かったなと思います。結構、緊張していて、5回で降板したんですけど、『すみません』と責任を感じさせてしまった。それが申し訳なかったです。もっと声を掛けて思い切り投げさせてあげられたらなと。後々、反省点がいくつか出てきましたね」

 そう回想できるのは、大学での成長が確かなものである証であろう。キャッチングもリスクを恐れずに大きな変更に挑んでいる。

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