「キャプテン論」

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第1回 宮澤健太郎(JX-ENEOS)が語る『キャプテン論』2011年12月18日

 社会人野球の強豪・JX-ENEOSでキャプテンを任されて、今年で6年目となる宮澤健太郎(岡谷南-明治大)。社会人野球界でこれだけ長くキャプテンを務めるのは珍しいが、実は高校時代のキャプテン経験はない。明治大でも、3年生まではベンチ入りも難しく、リーグ戦で打席に立ったのはたった一度だけ。
 しかし、最上級生になると、前向きに練習に取り組み続ける姿勢を評されキャプテンに抜擢。4年春のリーグ戦では、公式戦での打席経験がほぼないながらも、なんと首位打者を獲得する。
 大学卒業後、JX-ENEOSに入社した宮澤は4年目の06年に、大久保秀昭監督の就任と同時に、またもキャプテンに任命され、08年に都市対抗優勝を果たす。
 さらに、09年8月のアジア選手権大会では、日本代表チームのキャプテンとして4連覇に導くなど、今では社会人野球界の『Mr.キャプテン』と呼ばれる男にまでなった。
 今回は、そんな宮澤選手に高校野球部のキャプテンたちに向けてメッセージをいただきました!

キャプテンの重圧で不安だった日々

 最初、大久保監督に「キャプテンはお前にするから」って言われた時は正直、不安でした。
 それまでチームは、都市対抗に2年連続で出場を逃していたので、会社からも大きな期待がかかった大事な年でしたから、「僕が本当にやっていけるのかな?」「こんな大事な年にキャプテンを自分が任されていいのかな?」って。
 入社2~3年目はレギュラーで出ていたけど、大して成績を残していたわけじゃなかったんです。自分が言っても説得力もないんじゃないかって、そんなことを考えていました。

 だけど、監督さんがなぜ自分をキャプテンに選んでもらったのかって理由を整理していくうちに、前向きに捉えられるようになりました。
 僕は長野県の公立校で野球をやってきて、もともと野球選手としてのセンスがあるほうじゃない。だけど、それを埋めるための一球に懸ける思いや、ひたむきさを出し続けること。
 そういった自分のスタイルを認めてもらえたんだから、キャプテンとしてもそれは貫いていこうって思うことができました。

  大きな責任を背負った戸惑いがありながらも、自分が選ばれた理由を今一度、見つめ直すことで、進むべき道を見い出した宮澤選手。次のページからは、そんな宮澤選手が、全国のキャプテンから寄せられた質問に1つずつお答えしていきます!

【次のページ】 宮澤健太郎(JX-ENEOS)が語る『キャプテン論』(2)


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安田未由
安田 未由(やすだ みゅう)

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