浅野、海老根などU-18代表外野手4名の守備力は、歴代トップレベル!浅野はスラッガーに相応しい活躍を見せることができるか?
安田淳平、浅野 翔吾、海老根 優大、黒田 義信
メンバー一覧
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9月9日、アメリカ・フロリダにて開催される第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップに出場するU-18代表20名が決まった。選ばれた20名の特徴についてポジション別で紹介をしていきたい。
【外野手】4名
安田 淳平(聖光学院)
海老根 優大 (大阪桐蔭)
浅野 翔吾(高松商)
黒田 義信 (九州国際大付)
安田は甲子園でも本塁打を放った左の巧打者だ。今年の春季東北大会の秋田商戦でもサヨナラ二塁打を放つなど、土壇場での勝負強さが光る。絶対に打ってやるというメンタリティがこの選手の強さ。また反応に優れ、低めの変化球に対してもうまく拾うことができる。
身体能力も高く、抜群の俊足でグラウンドを駆け回り、数々の好守備を披露。強肩も持ち味で、簡単にはホームにいけない。勝負強い打撃に加え、打撃技術も高く、高い身体能力を持ち合わせた走塁、守備を兼ね備えた外野手として頼りになる存在となりそうだ。
海老根は甲子園で通算3本塁打を記録したパワーヒッター。硬式のU-15代表に続いての選出となった。なんといっても詰まっても本塁打にしてしまうそのパワーは代表選手の中でもNo.1。抜群の強肩で走者を刺す。守備範囲が広く、外野の要を担ってくれそうだ。
打撃は荒削りで、芯を食えば木製バットでも、本塁打を期待できる。対応に時間はかかりそうなので、大会前半は守りで貢献することを期待したい。
浅野も軟式のU-15代表を経験しており、2度目の代表選出となった。U-18代表の野手は木製バットの適応が最初の課題となるが、打撃技術の高さを見れば、この世代で最も打撃面が期待できるスラッガーだ。
まず大学代表との壮行試合でどんなパフォーマンスを見せるか注目したい。過去のスラッガーと比較しても負けていないものがあり、本塁打も十分期待できるのではないか。
黒田は走攻守すべてにおいて高水準の外野手。特にセンバツまでの全国大会の活躍は素晴らしいものがあり、安定した打撃フォームで鋭い打球を打ち返す。抜群の脚力を生かした走塁、守備も高水準。ただ夏は調子を崩したところがあったので、しっかりと復調すれば、プロ注目外野手に相応しいパフォーマンスが期待できるのではないか。
(文=河嶋 宗一)