四街道高等学校(千葉)
「最弱」から「頂点」へ
■四街道はどんな学校?
1951年創立の四街道高校。部活動が盛んで、様々な部活動が県大会出場を果たしている。野球部はコンスタントに県大会に出場していて、今年の春季大会でも県大会ベスト16入り。夏のシード権を獲得した。
■正月前には100本ダッシュ!?
1年生11名、2年生25名、3年生21名の計57名で活動中の四街道野球部。今年のチームは雰囲気が良く、試合では守備から流れをつかめるチーム。目標は今春に残したベスト16以上を目指すこととしている。
そんな四街道にはきつい練習メニューがある。それが「正月前の最後の練習での100本ダッシュ」だ。富山 悠仁主将がこのメニューを説明してくれた。「10メートルダッシュを10本、20メートルダッシュを10本というのを10メートルごとにダッシュするメニューです」。100メートルダッシュまでやって計100本のダッシュ。精神的にも、肉体的にもかなりきつい名物練習だ。
■秋のコールド負けからの決意
新チームは史上最弱と言われ、悔しい思いをしてきた四街道ナイン。その悔しさを胸に、「四街道史上最強」のチームを目指してきた。
しかし秋の大会の一次予選、対千葉敬愛にコールド負けをしてしまう。「自分たちの力のなさを感じて、もう絶対に負けたくないという気持ちでやってきました。」と富山主将。冬のオフシーズンは強豪校に負けないパワーを付け、挑戦しても当たり負けしないチームを作り上げてきた。
集合写真(四街道)
■活躍してきた選手は?
富山主将は活躍してきた選手に織田 諒也を選んだ。「昨年の夏の大会の悔しさをバネに、この1年間エースとしてどんなチームとも渡り合えるピッチングをしてくれました」と話す。
夏のキーマンには織田のほかに柘植 亮佑、安田 剛、福澤 凌也がキーマンになると予想。安田と福澤は誰にも負けない努力家。雰囲気が悪い場面で流れを変えるプレーに注目しよう。
■絶対に頂点を獲りに行く
夏に向け、守備からリズムを作り、接戦をものにできるチームを目指して練習している。「一戦必勝でどんなチームにも挑戦する気持ちで、秋・春の悔しさを晴らし、絶対に頂点を獲りに行きます」と富山主将。
「最弱」から「頂点」へ。四街道野球部は必ず目標を達成して見せる。
左から織田諒也、富山悠仁、山本永吉(四街道)
自分の力を出し切る
ここからは織田 諒也選手(3年)と山本 永吉副主将(3年)にお話を伺いました。
Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。
織田:終盤の体力と、2日続けての完投をできるようにすることです。終盤になると球威が落ちたり、集中力を欠いて打たれたりすることがあります。また、最初完投しても次の日打たれたりするので、夏を想定して、その辺を課題にしています。
山本:とにかくどんなボールに対しても自分の力強いスイングをできるように取り組んでいます。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
織田:2年生の時の夏の大会です。3回戦で先発をさせてもらって、勝てば[stadium]マリンスタジアム[/stadium]で試合ができたのに、初回に3点を取られ、それが敗因となり負けてしまったことです。3年生・チームに申し訳ないことをした悔しさを今でも心に持っています。この悔しさが自分を成長させています。
山本:2年前の夏の大会で先輩達がシード校を破り、ベスト16に入ったのをスタンドで応援していて自分もこうなりたいと思いました。
Q. 自分のここを見てほしいというところは?
織田:攻めの投球・全力投球です。ピンチの時でも、ストレートで腕振って自信持って投げ込みます!
山本:打席での思い切りのいいスイングを見てほしいです。
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
織田:声・元気・気合です。ベンチ、スタンドが一体となり、声や元気から相手に向かっていくことです。
山本:どんな状況でも元気に声を出して最後まで食らいついていく姿勢はどこのチームにも負けません。
Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください
織田:自分達の力を出し切って終われる夏にしたいです!
山本:最後まで自分達らしく元気よく戦って悔いのない夏にしたいです。
織田選手、山本選手、そして四街道野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!