愛知産業大学三河高等学校(愛知)
全国制覇に向けて全力疾走
■誓いの言葉を毎日唱和
愛知産大三河は愛知県岡崎市に所在する、学校法人愛知産業大学の設置する私立高等学校。2013年度から中高一貫教育を提供している。誓いの言葉というものが定められており、毎日唱和する習慣がある。少林寺拳法部やアーチェリー部は何度も全国大会に出場している。野球部は甲子園に2度出場経験がある。多くの部活動が数々の輝かしい実績を誇っている。
■チームのウリは守備と全力疾走!
愛知産大三河野球部は現在、1年生26名(マネ-ジャー4名)・2年生26名(マネ-ジャー1名)・3年生20名(マネ-ジャー2名)の計72名。野球部専用のグラウンドとともに室内練習場も兼ね備えており、恵まれた環境で日々、選手たちは汗を流している。
山本 凌輔主将は「守備力が高く、元気がある。そして全力疾走がウリのチームです」とチームを紹介。印象に残っている京都東山との練習試合で、「中継プレーやポジショニングなど守備力が非常に高かった」と自分たちが目指す野球だ、ということを思い知らされたという。それ以降、守備力を磨くとともに、グラウンドの中では常に全力疾走を心掛けている。
3年生集合写真(愛知産大三河)
■ミーティングが転機
愛知産大三河は昨秋地区予選で敗戦し、13年ぶりに県大会出場を逃した。チームは敗戦がきっかけで、とても苦しんでいたそうだ。この時、黒柳副部長がミーティングにしてもらったことで「チームが変わった」と山本主将は話す。また、約1500mの山道を35分内に5周する外周タイム走などのハードトレーニングを乗り越え、今春はベスト8進出を果たした。
■主将が信頼している選手とは?!
山本主将は、この1年間で活躍した選手に楠名 康輔・橋本 春平・清水 壱平の3選手の名を挙げた。「楠名は勝負強い打撃、橋本は堅実な守備、清水は料理に導く投球をしてくれました」とコメント。信頼感を漂わせた。また、キーマンには野元 大地を指名。山本主将が名を挙げる選手が、それぞれ違うことから、愛知産大三河のチーム力が伺えた。
■熱い夏にしたい
最後の夏に向け愛知産大三河は、試合に勝つための練習を行っている。「最後の夏は、熱い夏にしたい」と、山本主将。15年以上遠ざかっている、甲子園出場、そして目標である全国制覇に向かって、愛知産大三河は今日も練習に励む。
何が何でも這い上がる
山本 凌輔主将(愛知産大三河)
ここからは山本 凌輔主将(3年)と高橋 歩武副主将(3年)にお話を伺いました。
Q.夏に向けて見つかった課題を教えてください
山本:スローイングと配球です。
高橋:打撃力と走塁力、そして勝負強さです。
Q.ここまで振り返って高校野球で一番思い出に残っていることは何ですか?
山本:新チームから三塁手から捕手にコンバートしたことです!
高橋:昨秋、13年ぶりに県大会を逃した試合とその後のミーティングです。
Q. 夏にここを見てほしいというところは何ですか?
山本:攻撃的な守備です!
高橋:全力疾走です!
Q.>このチームの好きなところと、他のチームに負けていないところは?
山本:チーム全体のまとまり、一つのことに対して懸命に取り組む姿勢です!
高橋:チーム全体で一つのことに取り組む姿勢、真面目さや粘り強さです!
Q. この夏はこんな夏にする!という意気込みをお願いします!
山本:「何が何でも這い上がってやる」という気持ちで、一戦必勝で戦います!
高橋:一戦一戦這い上がる気持ちで、最高の暑い夏にしたいです!
山本選手・高橋選手、ありがとうございました!
練習風景(愛知産大三河)
義を見てせざるは勇無きなり
ここからは櫻井 春生監督にお話を伺いました。
Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。
素直で真面目な者が多いです。その反面、「脆さ」の目立つチームでした。その自覚をもとに、這い上がることを目標として春を戦いました。
Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!
「義を見てせざるは勇無きなり」。「恐れず・驕らず・悔らず」の戒めを大切にして、夏に挑もう!
櫻井監督、そして愛知産大三河野球部の皆様、ありがとうございました!十分に兼ね備えている実力を今夏発揮し、長い夏にできることを期待しています!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!