Column

大分商(大分) 3年間共に歩んだ仲間と最高の夏に!

2018.07.04

 昨年のパ・リーグ新人王、源田壮亮。埼玉西武ライオンズに3位指名で入団し、ルーキーながら全試合フルイニング出場という56年ぶり偉業を成し遂げた。そんな源田の母校・大分県立大分商業高等学校。

 大分市内に学校を構え、今から2年前の2016年には創立100周年を迎えた伝統ある学校だ。野球部は2013年夏に春夏通算20回目の甲子園に出場。100回記念の夏に、5年ぶりの甲子園出場を目指す大分商のマネージャーのみなさんに、話を伺いました。

憧れをもってマネージャーになる


仕事に取り組む 大分商のマネージャー

 大分商野球部には3年生の二日一菜々さん(以下、二日一さん)、藤原詩乃さん(以下、藤原さん)を中心に2年生の甲斐友佳子さん(以下、甲斐さん)、そして1年生の葛城日菜さん(以下、葛城さん)と加藤沙希さん(以下、加藤さん)ら9名のマネージャーが所属し、日々選手とともに汗を流している。

Qどうしてマネージャーになろうと思ったの?

二日一さん: 中学3年生の時に、私と同じ安心院中学出身で大分商にいた先輩の試合を見に行きました。結果は1対0で明豊に負けたのですが、その時に森下暢仁さんの最後の夏の試合を見て感動したのがきっかけで、大分商のマネージャーをしたいと思いました!

藤原さん: 中学の時にテレビで甲子園を見ていて、野球に関わりたいと思ったのが始まりです。その後、高校に進学するときに大分商業は野球が強いと聞いていたので、強いところでマネージャーをやりたいと思い、入りました。

甲斐さん: 中学2年生の時に甲子園をテレビで見て、その時にスコアを書いていたマネージャーに憧れて、マネージャーになろうと思いました。

葛城さん: 幼稚園のときから憧れていたからだと思うのですが、とにかく野球が好きだったのでマネージャーを始めました。

加藤さん: 中学の頃はソフトボールをしていましたが、父とお兄ちゃんが野球をしていたのを小さいころから見ていて野球が好きだったので、高校では自分が支える側に回りたいと思ってマネージャーになりました。

 5人全員それぞれ理由は違いますが、何かに憧れを持ってマネージャーを始めたみたいです。球児が与える影響の大きさはやはり凄い。

[page_break:仲間と過ごした日々を胸に最後の夏を全力で駆け抜ける!]

仲間と過ごした日々を胸に最後の夏を全力で駆け抜ける!


大分商 マネージャー

 続いて、3年生の二日一さんと藤原さんに、マネージャーをやって良かったこと、夏に向けてのコメントをもらった。

Qマネージャーをやってきて良かったことは何ですか?

二日一さん: 朝が早いだけではなくマネージャーはきついことも多くて大変だと思った時に、部員から自分がやった仕事に対して感謝の言葉を伝えられたときは本当に嬉しかったです。
 また、練習終わりに部員とコミュニケーションを取っているときもすごく楽しいです。仲良く、他愛のない会話をするだけでも、次の日頑張ろうと思えます。そういった経験が、やっていてよかったと思うことです。

藤原さん: マネージャーも夏は暑い中、また冬は寒い中で大変なことがあるのですが、部員に感謝されることや、自分から考えたり、動いたりすることで積極的になれました。
 また野球部で挨拶や礼儀を学べたので、それを日頃の生活にいかせるようになったことは良かったです。

 マネージャーにとっては、選手と共に毎日の辛い練習を乗り越えてきたことや、ちょっとした感謝の言葉にも嬉しさを感じる。そして選手と同じように生活面を気にすることで、人としても成長ができている。

Q最後に夏に向けてのメッセージを教えてください

二日一さん藤原さん 最後は3年間やってきたことを悔いなく出し切って、全員で勝ちを取りに行ってほしいです!

 選手たちと歩んできた毎日の練習。この夏への想いは選手たちと何も変わりはない。平成最後の夏に大分商がどんな活躍をするのか、楽しみだ。

■2年前のインタビューを振り返る!
「選手を間近で見ることができる試合は、私たちの1番楽しい時間!」

(文=田中 実

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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