Interview

父の背中を追う小池祐吏(中本牧シニア) 「親子二代」でのジャイアンツカップ、甲子園制覇へ

2019.08.12

 8月1日から5日に懸けて行われたリポビタンカップ第47回日本リトルシニア日本選手権。今年も各地区を勝ち抜いた32チームが、シニア日本一の座を懸けて熱戦を繰り広げた。

 関東地区連盟の代表として出場したリトルシニアの名門・中本牧シニアは、ベスト4に進出して選手の潜在能力の高さを見せたが、中でも特に高い将来性を感じさせたのが4番の小池祐吏であった。
 今回は、そんな小池に試合後インタビューを行い、これまでの歩みやこれからの目標についても語っていただいた。

お父さんと同じチームに行きたいと思い中本牧シニアへ

父の背中を追う小池祐吏(中本牧シニア) 「親子二代」でのジャイアンツカップ、甲子園制覇へ | 高校野球ドットコム
小池祐吏(中本牧シニア)

 小池の良さは、何といっても鋭いスイングだ。スクエアスタンスでしっかりとした間を持った構えから、力強いスイングを見せて鋭い打球を飛ばす。
 また守備でもホットコーナーである三塁を任され、右打者の強い打球にも体を張って止める姿勢が非常に頼もしく感じられた。
 高校野球でも、強打の内野手としての活躍が期待できる。

 リトルシニア日本選手権の準決勝では、3回には先制打を放つなどチームの中心選手としてしっかりと機能し、能力の高さも垣間見せた。

 また小池を語る上で欠かせないのが、横浜DeNAベイスターズなどで活躍した小池正晃氏を父に持っていることだ。小池氏もかつては中本牧シニアの主力選手として活躍しており、これで親子二代で中本牧シニアで活躍を見せていることになる。

 小池は偉大な父の背中を追いかけ、中本牧シニアへの入団を決めたことも明かした。
 「本音を言うと、中本牧シニアと別のチームでで迷っていたのですが、最後はお父さんと同じチームに行きたいなと思って入りました。お父さんとは今でもけっこう野球の話をしますね」

父の背中を追う小池祐吏(中本牧シニア) 「親子二代」でのジャイアンツカップ、甲子園制覇へ | 高校野球ドットコム
リトルシニア選手権でベスト4に進出した中本牧シニア(小池祐吏は左から2番目)

 リトルシニア選手権ではベスト4で敗れたが、小池にはまだジャイアンツカップが残っている。ジャイアンツカップは、父も24年前の大会で優勝を経験しており、小池も親子二代でのジャイアンツカップ優勝を目標に掲げる。

 「初戦からボーイズリーグNo.1の京葉ボーイズと当たるので、初戦に勝って勢いをつけてそのまま優勝でまでいきたいと思います。
 ジャイアンツカップはお父さんも出場して優勝してるので、活躍できるように、チームに貢献できるように頑張って行きたいと思います」

 中学校卒業後は、高校野球で甲子園を目指したいと意気込みを語る小池。
 もちろん高校野球でも、親子二代での甲子園優勝が懸かっている。偉大な父の背中を追いかけ、まずは12日から始まるジャイアンツカップの頂点を目指す。

記事=栗崎祐太朗

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.03

【滋賀】近江、滋賀学園などが夏のシード権をかけた準々決勝へ!<春季県大会>

2024.05.03

【埼玉】春日部共栄の「反撃」なるか、5年ぶりの関東切符狙う<春季県大会>

2024.05.03

目指すは世界一!代表候補の座を射止めた6人の逸材たち

2024.05.03

【春季埼玉県大会】山村学園の打線が爆発!エース西川も好投!立教新座を一蹴し準決勝進出!

2024.05.03

【春季埼玉県大会】花咲徳栄、投手陣の底上げに成功!中学時代から注目された左腕コンビの活躍でベスト4へ

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.28

【滋賀】滋賀学園、彦根総合が初戦を突破<春季県大会>

2024.04.29

【福井】福井工大福井、丹生、坂井、美方が8強入り<春季県大会>

2024.04.28

【広島】広陵、崇徳、尾道、山陽などが8強入りし夏のシード獲得、広島商は夏ノーシード<春季県大会>

2024.04.28

【長野】上田西、東海大諏訪、東京都市大塩尻が初戦突破<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>