花巻東、盛岡大附の2大勢力がリードか?佐々木朗希擁する大船渡にも注目!【岩手大会展望】
6月26日、第101回岩手大会(7月11日開幕)の組み合わせが決まった。今春の県大会でベスト4に入った4校はシード校として、4隅に散らばる形になった。
まず今春の県大会王者・花巻東は、葛巻と花巻北の勝者と対戦することが決まった。順調に勝ち進むと準々決勝で一関学院と対戦することとなりそう。
そして今春の県大会準優勝校・盛岡第四は4回戦で怪物・佐々木朗希擁する大船渡との対戦の可能性が高く、両校にとって1つ大きな山場となるだろう。また、選抜出場校・盛岡大附は釜石、シード校・専大北上は黒沢尻工と初戦を迎えることとなった。
今回は注目校の初戦や、併せて過去のデータを紹介していきたい。
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第101回 全国高等学校野球選手権 岩手大会
花巻東、盛岡大附の2強の壁に風穴を開けるチームはどこだ?
佐々木朗希と西舘勇陽
7月11日から開幕する第101回岩手大会の組み合わせ抽選会が26日に行われる。そこで今回は秋のベスト8、春のベスト8を振り返ろう。
【秋】
優勝 盛岡大附 準優勝 花巻東
ベスト4 専大北上、大船渡
ベスト8 千厩、一関学院、花北青雲、黒沢尻北
【春】
優勝 花巻東 準優勝 盛岡四
ベスト4 盛岡大附、専大北上
ベスト8 久慈、一関学院、一関一、久慈東
次に過去5年の岩手大会の優勝校、準優勝校を振り返っていこう。
2018年 優勝 花巻東 準優勝 盛岡大附
2017年 優勝 盛岡大附 準優勝 久慈
2016年 優勝 盛岡大附 準優勝 一関学院
2015年 優勝 花巻東 準優勝 一関学院
2014年 優勝 盛岡大附 準優勝 花巻東
岩手県は2011年以来花巻東と盛岡大附で優勝を分け合っており、激しいライバル争いが展開されている。決勝戦でこの2校がぶつかり合うことも珍しくなく、毎年この2校の争いは大変興味深いものだ。ただ今年は他にも実力校が多数。最速163kmを誇る佐々木郎希擁する大船渡が最大の台風の目と言えるのではないか。花巻東、盛岡大附でも佐々木の163kmの速球はそう簡単に打つことはできないだろう。
その佐々木朗希を昨秋打ち崩した専大北上や一関学院にも注目だ。どちらも毎年高い実力を持ちながら、花巻東と盛岡大附に甲子園を阻まれている。今年も専大北上は秋、春ともにベスト4、一関学院は秋、春ともにベスト8と安定した実力を持っている。今年こそ花巻東と盛岡大附の壁を打ち破ることができるか。
話題に尽きることのない岩手県。今年も全国の高校野球ファンにはたまらない夏にしてくれることは間違いない。
文=編集部