【他競技から学ぶ】五輪閉会式から感じて欲しい「私たちのふるさとは地球」というマインド
ピョンチャン(平昌)オリンピック。大会16日目の昨日は、またも日本中が感動の涙と笑顔に包まれました。まずスピードスケートの新種目マススタートで女子の髙木菜那選手が金メダル。そして、その後にはカーリング女子代表がイギリスを破り、銅メダルを獲得しました。髙木選手、そしてカーリングの本橋麻里選手、藤澤五月選手、吉田知那美選手、吉田夕梨花選手、鈴木夕湖選手、本当におめでとうございます。
最終日を残していますが、これで日本勢は金メダル4、銀メダル5、銅メダル4となり、冬季オリンピック最多を更新する13個のメダルを獲得しました。
高校球児の皆さんも、オリンピックが今日の部室でのトークテーマになっているでしょうか。カーリングの最後まで諦めない気持ちや展開などは野球に通じる部分もありますし、髙木菜那選手の冷静な戦略変更など学ぶことが多いと思います。
紅白戦など実戦形式の練習が多くなってきていると思いますが、今回のオリンピックで学んだ良い部分、課題が残った部分をぜひ野球に応用してください。必ずチームのプラスとなるはずです。
さて、17日間に渡って熱戦が繰り広げられてきたオリンピックは今夜の閉会式で終了します。オリンピックの閉会式は国体などと同じく、競技を終えて希望した選手が参加できます。(既に帰国して次の大会の向かった選手もいます)。これは優勝と準優勝だけが参加する[stadium]甲子園[/stadium]の閉会式とはまったく違った雰囲気です。いわゆるエンディングセレモニーで楽しむ舞台なんですね。そこで、競技を終えた選手の晴れやかで楽しそうな表情にぜひ注目してください。競技を終えた選手達は各国関係なく、オリンピックの舞台に参加した仲間たちです。こういった閉会式の場で、また後々までつながる友情の輪が広がります。
先日も少し書きましたが、1998年の長野オリンピックの閉会式で欽ちゃんこと萩本欽一さんが司会を務め、「私たちのふるさとは?」と問いかけ、会場にいる全員で「地球」と叫びました。そして、『WAになっておどろう』の曲を全員で歌って踊る楽しい一夜でした。きっと今夜もそんな雰囲気になると思います。時差がないため、練習後に帰宅して見れる方も多いと思います。ぜひとも何かを感じとって、来るべきシーズン、そして人生に活かしてください。
最後にもう一度。【私たちのふるさとは地球】です。
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(文:松倉雄太)