胃にやさしい食生活を送ろう
寒い日が続きますが、体調を崩してはいませんか。冬のトレーニングも、ラスト1か月と言ったところでしょうか…順調に進んでいますか。
あと1か月もすれば体外試合、公式戦も始まりますね。普段から気にしておいてほしいので、今月のテーマは「胃にやさしい」
なかなか聞くことのない話かもしれませんが、普段の食生活の心がけで予防していけるようにしましょうね。
「胃がキリキリ」原因はなんだろう?
胃がキリキリ
今月のタイトルを見て「え?」と思った方も多いのではないでしょうか。
「胃にやさしい?高校球児なのに?もっとオジサンになってからじゃないの?」って。
でもどうでしょう。
「ベンチに入れるかな?」
「もうすぐ大会だ・・・」
大会の前、試合の直前(もしかしたら試験前なども?)胃がキリキリした経験もあるのではないでしょうか。
胃がキリキリならまだいいですが、怖いのは胃炎や胃潰瘍。これらはなぜ起きるのでしょうか。
胃がキリキリの原因は、ストレス。緊張などによるストレスによって血行が弱くなり、粘膜が弱くなったり、胃液が多くなったりして胃に負担がかかっていることが多いです。その負担が大きくなったり、長期化したりすると胃液が胃自体を溶かしてしまい胃炎や胃に穴があく胃潰瘍が起きてしまうのです。
実際に、私の友人も中学3年生の頃「胃がキリキリするなぁ」と思っていたところを放置してしまい、胃潰瘍になってしまったことがありました。受験勉強によるストレスだったようですが…年齢ではなく、取り巻く環境であると言えると思います。
どのような食生活をしたらいいだろう
緑黄色野菜や果物に多く含まれる栄養素です
普段の食生活で心がけるとしたらどういった点でしょうか。キーワードは、前半にも何度も出てきていますが「ストレス」これを排除することですね。
食生活におけるストレスとは、どのようなものがあるでしょうか。
○不規則な食生活
球児では少ないかもしれません。(でも、将来のために頭のどこかに置いておいてもらえるとうれしいです)
食事をすると消化・吸収をしますが、これには「消化液」が大きく関わってきます。消化液は消化の際に使われまた作られますが、食事の時間が不規則であれば分泌の量にも差が出てきてしまいます。多量の分泌は胃の病気の原因にもなりますので、できるだけ規則正しい時間に食事を摂りたいですね。
○あまり噛まないで丸飲みする
口腔内で噛む…咀嚼することは、非常に大切です。というのも、胃には食物を小さくする働きがあります。石臼ですりつぶしているところをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれませんね。
当然ですが、大きなままの食物が入ってくるとすりつぶすのにも時間がかかり、胃の負担にもなりやすい。つまり、よく噛んで食べることも胃へのストレスを少なくする方法の一つなのです。
○刺激物を摂りすぎない
私の周りにも意外と多いのがこれ。「激辛大好き!」とか「味の濃いものが大好き!」とか。これらも、いえこれらに加えて熱すぎるもの、冷たすぎるものなども胃のストレスになります。
たまには食べてもいいでしょうが、これらに偏りすぎないように気をつけましょうね。
いかがでしたか?普段の食生活を見直す、いいきっかけになったのではないでしょうか。
もちろん、食生活だけでなく「しっかりと睡眠をとること」や「ゆっくり入浴してリラックスをすること」、「メンタルトレーニングを取り入れること」など色々な対策がありますので、よりいいパフォーマンスのために取り入れていくといいでしょう。
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