守乱でMAX145km右腕・飯島一徹の夏が終わる

 やはりというか守備に安定感のないチームはトーナメントでは勝ち上がれない。それはMAX145kmの右腕・飯島 一徹擁する東農大三を持ってしても例外ではなかった。

 Bシード・東農大三対打線が好調の山村国際との一戦は意外な展開となる。

 先発は東農大三がMAX145km右腕・エース飯島、一方の山村国際は背番号11の右腕・森田尋也(3年)が登板し試合が始まる。

 山村国際は初回、東農大三・飯島の立ち上がりを攻めたて、先頭の武者が四球で出塁すると、続く羽根田 優也(3年)はファーストゴロを放つ。ファーストはまず一塁を踏み(どう見ても一塁ベースは踏んでいた)二塁へ送球したのだが、なぜか一塁はアウトにならず、さらに二塁送球が悪送球となり、オールセーフで無死二、三塁とチャンスが広がり、山村国際にとって願ってもない先制機を迎える。ここで、3番・波田野 幹太(1年)がセンターへ犠飛を放ち、あっさりと1点を先制する。さらに、二死後、5番・鈴木也起(3年)はピッチャーへの内野安打を放つ。ピッチャーはボールを捕った時点でセーフのタイミングであったが、間に合わない一塁へ送球すると、その間に二走・羽根田が一気に本塁へ突入する。これがセーフとなり早くも山村国際に2点目が入る。

 対する東農大三もその裏、山村国際・森田の立ち上がりを攻め、一死から2番・堀大翔(3年)、3番・井口 真之介(3年)が連続四死球を選び一死一、二塁とチャンスを迎えるが、後続が倒れ無得点に終わる。

 その後は両者凌ぎ合いの様相を呈す。

 山村国際は2回表にも二死から9番・森田、1番・武者の連打で二死一、二塁と追加点のチャンスを得るが、後続が倒れ無得点に終わる。

 一方の東農大三も、山村国際・森田が毎回四死球を出していたこともあり、2回以降、2回裏・一死二塁、3回裏・二死一、二塁、4回裏・一死一、二塁と毎回のようにスコアリングポジションへ走者を進める。だが、ことごとく後続が倒れ無得点に終える。

 山村国際は5回表、一死から1番・武者がライト前ヒットを放つと、すぐさま二盗を試みる。その際キャッチャーの二塁送球が悪送球となり、一死三塁と追加点のチャンスを得るが、ここは東農大三・飯島が踏ん張り後続を抑え無失点で切り抜ける。

 すると今度は山村国際の守備に綻びが生じる。

 5回裏、東農大三は一死から2番・堀がセカンドゴロエラーで出塁すると、続く井口のセカンドゴロも併殺を狙ったセカンドが二塁へ悪送球を放り、一死二、三塁と思わぬチャンスを得る。4番・小島大毅(3年)も四球を選び一死満塁とチャンスが広がると、続く飯島のセカンドゴロの間に1点を返す。