内山 壮真選手 (星稜)
短評
コラムより抜粋(2019年4月11日) 2年生ながら高校日本代表一次候補に入った内山 壮真。打撃練習を見て驚かせた選手だった。左足を一本足のように挙げてから腰を回転させてフルスイングを行う。その振り抜き方、フォロースルーの取り方はまるで中田 翔のようであった。打球も長打も多く、こんなに飛ばせて、長打が打てるフォームということに驚きを隠せなかった。 ただ実戦になるとなかなか安打が出ない。内山に「木製バットなので、しっかりと振り切らないと飛ばないのでああいう打ち方をしているのですが、投手が投げると、なかなか捉えられないです」と下を向く内山。実はセンバツ・習志野戦後に話を聞いた時、「自分の狙い球に対して、仕留めきれないんです」と悩みを明かしていた。 守備では小さい動きでボールを捌き、送球をする動作はコンパクトで強い。もともと捕手ということもあって、コンパクトに動作する習慣が染みついているのだろう。それはキャッチボール姿からもうかがえた。 ただ先輩遊撃手の差をかなり感じたようで、「まだまだ自分の思う動きができていないですし、課題はたくさん見つかりました」と振り返る。非常に良い体験をした内山はこの夏、躍動することを期待したい。
更新日時:2019.04.17