内山 壮真選手 (星稜)
短評
コラムから抜粋 それでも内山のパフォーマンスはさすがという一言だった。 まず新チームから磨いてきたスローイング。 そのタイムは圧巻だった。9イニング中、7回計測し、そのタイムは以下より。 【スローイングタイム】 1回 1.82 2回 1.95 3回 1.95 4回 2.05 5回 1.91 6回 1.95 7回 1.78 持ち替えが速く、無駄な動きを省いたスローイング。もともと内野手をやっていた内山は捕球時から左足から右足に切り替えるときのステップが実に軽快。本人はまだまだというが、タイム自体は去年の正捕手・山瀬慎之助(巨人指名)とほぼ変わらない。山瀬は地肩の強さを存分に生かしたスローイングだったが、内山の場合、効率的な体の使い方で、速いタイムを生み出すタイプだ。 そして高校通算29本塁打を誇る強打でも内容のある結果を残した。第2打席は内角攻めにあい、つまりながらもしぶとく左前安打。第4打席は左前安打。計4打数2安打1四球。内山はこの結果について、 「内容は良くなかったですけど、ただ強く振ったことで強い打球を打てたことは良かったと思います」 マルチヒットを打ったことについては手ごたえを感じていた。 またこの試合に出た課題を冬の練習で克服していくと誓った内山。2020年のドラフト候補として注目され、求められるレベルは非常に高くなるが、内山ならば、その高いレベルを乗り越えてくれるに違いない。
更新日時:2020.02.25