内山 壮真選手 (星稜)
寸評
中学時代は、第9回 BFA U15アジア選手権の優勝に貢献。星稜に入学すると、捕手から遊撃手にコンバートし、1年春からレギュラーを獲得。今では全国区のショートへ成長した。 (打撃) とらえる能力が高く、速球、変化球をとらえる能力が抜群に高い。 スタンスはスクエアスタンス。グリップを肩の位置において若干、左足を引いて構えている。投手の足が着地したところから始動を仕掛けていき、小さく足を上げていきながらタイミングを計っていき、小さく足を上げていきながら、トップを作る捕手側方向へ引いていきながら、トップを作る。体をひねらず、グリップを入れ過ぎないようにして、スムーズにインパクトを迎える形を作っている。右ひじを折りたたんで最短距離でボールをとらえる。内山が良いのは外角、内角、低めとコースに応じて軌道を変えながらボールをとらえることができることだ。 (守備) この選手の良さはなんといっても、全体的なスピード。一歩目の速さ、ステップワークの軽快さ、持ち替えの速さ、スローイング。一連の動作の速さは超高校級。 また投げる瞬間に一瞬体を浮かせるスプリットステップを行っている。これは小園海斗から聞いて、採用しているという。それによって速い出足を生み、普通ならば抜けそうな当たりも追いついてしまう。だから要求レベルも高くなる。あえていうと、神宮大会決勝の逆転を許した2点タイムリー。あれは内山だからこそアウトにしてほしかった。ピンチどころで誰もがヒットと思った当たりをアウトにできる。それができる選手になれば、一流ショートと呼ばれる日もそう遠くない。
更新日時:2018.11.30