清水 達也選手 (花咲徳栄)

清水 達也

球歴:花咲徳栄

都道府県:埼玉

ポジション:投手

投打:右 /

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2017年8月27日)  8回表から[stadium]甲子園[/stadium]優勝投手の清水 達也(花咲徳栄)が登場。[stadium]甲子園[/stadium]の出来が100だとすると、今日は60ぐらい。外旋気味の腕の振りから繰り出すストレートは威力があったが、[stadium]甲子園[/stadium]ほどのスピード、コントロールはない。3安打を打たれながらも粘り強く2回無失点に抑えることができた。ストレート以外で良かったのは打者の手元で鋭く落ちるスプリット。ストレート、スプリット以外の変化球で目途がつけば、もっと良くなる見込みはあるだろう。
更新日時:2017.08.27

寸評

第99回の甲子園優勝投手となった清水達也。19.2回を投げて自責点はわずか3という抜群の安定感で優勝に大きく貢献した。そんな清水のピッチングを振り返ると試合を重ねるごとに安定感が増した感がある。  清水の持ち味は何といってもストレート、真上からたたきつけるように腕を振っていく清水のストレートの最速は150キロ。リリーフとはいえ、コンスタントに145キロ~148キロのストレートを低めに集めることができる制球力は別格。そして130キロ前後のスライダー、打者の手元で一気に落ちる130キロ台のスプリット、100キロ台のカーブの3球種が基本。その中で決め球として使っているスプリットを自在に操り、空振りを奪うが、むやみに三振を狙わず、少ない球数で打たせて取ろうとしている。三振は19.1回を投げて、13奪三振だが、四死球5と安定している。  相手によって配球は変えており、ストレート中心と思えば、相手が初球から打ってくるのを見てフォーク中心、スライダー中心。またはカーブを織り交ぜながら、ストレート、フォークのコンビネーションで打ち取ったりと、ピッチングの幅が広い。実戦派な投球を見せるのである。  清水の投球フォームは俗にいうアーム式のテークバック。このフォームはスカウトによって好みが分かれる。投球フォームは好みではなく、あくまで実戦的で、強いボールを常に投げられる形ならば、どんな形は問題ない。清水の場合、細かく見ると、しっかりとポイントが取れている。清水の独特のテークバックを見ると、リリースまでもっていく腕の振りが実にリズムを取れていて、オーバースローに大事な胸郭の使い方がうまく、全身が連動したフォームとなっている。  甲子園優勝投手となったことで、市場価値は高まり、プロ志望届けを出せば、高い順位で指名される可能性を持った投手だろう。現時点で何位で指名されるかは分からない。ただ今年のドラフト市場を考えれば今、行かなければ、投手・清水達也の価値は高めることはできない。しっかりと高卒プロへ向けての準備をしていただきたい投手である。
更新日時:2017.08.24

短評

観戦レポートより抜粋(2017年8月22日)  花咲徳栄でよかったのは4回途中からリリーフした2番手の清水 達也だ。今大会に出場した投手の中で最速の150キロをマークする本格派でありながら、全投球数に占めるストレートの割合は高くない。110キロ台中盤の斜めカーブ、130キロ台の横スライダーとチェンジアップなど変化球から入ることが多いのだ。打者の頭には「150キロ」があるから、どうしても速い球に備えようとするが、それがことごとくかわされる。  ストレートも140~148キロを使い分けていた。勝負どころでは速く、カウントを取るときはコントロールに気をつけて低めに集める。9回の2失点は確かに内野手のちょんぼが原因だったが、そういう高レベルな投球をしている清水に対して東海大菅生打線は好球必打の精神で立ち向かった。
更新日時:2017.08.23

短評

観戦レポートより抜粋(2017年8月16日)  清水 達也は、常時145キロ前後のストレートで勝負するが、押し出しと1番安保 治哉 (3年)に2点適時打を打たれ、3失点。しかし清水が良かったのは冷静なマウンド捌きで、後続を抑えたこと。  8回以降も、最速148キロを計測したストレートを軸にねじ伏せる投球。リリーフ限定とはいえ、145キロ以上を計測したのは、10球以上。高校生としては破格のアベレージのスピード。さらに威力もあり、木製バットだったら、簡単に折れてしまうぐらい力強さがある。縦スライダー、スプリット、カーブを投げ分け、追う日本航空石川打線を抑え込んだ。ドラフト指名候補として大きなアピールを見せた。
更新日時:2017.08.17

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