2017年08月27日 城西国際大学グラウンド

城西国際大学vs侍ジャパンU-18代表

第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ 練習試合
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

変化球対応に課題を残した侍ジャパンU-18代表 投手陣も明暗が分かれる結果に



3回1失点の好投を見せた川端健斗(秀岳館)

 昨日、日本大学に敗れた侍ジャパンU-18代表。実戦試合最終日。相手は千葉県リーグ2位の城西国際大である。城西国際大はほぼ主力で固め、先発は高校時代から評判の速球派だった中島 隼也(仙台育英・1年)である。その中島が不安定で、一死から2番伊藤 康祐中京大中京)の安打から連続四球で一死満塁から5番安田 尚憲履正社)に打席が回る。安田は、タイムリーヒットを打って2点を先制。幸先よく先制点をとったが、土肥 康佑(4年・川之江)がマウンドに登る。土肥は今年の城西国際大のエース。城西国際大も、これまで対戦した2チームのように、主力投手を立てて勝負をしてきた。土肥のピッチングは大学生のメンツにかけて、これ以上、年下に打たれるわけにはいかないと感じられる投球だった。切れのあるストレートに加え、落差抜群のフォークに侍ジャパンU-18代表打線は対応ができなかった。

 先発は川端 健斗秀岳館)。いきなり2三振を奪う立ち上がりを見せたが、2回表、内野ゴロから1点を失ったが、3回まで5奪三振の快投。右手を高くつき上げ、真っ向から振り下ろすフォームから繰り出すストレートの勢い、コマンド力、スライダーの切れ、カーブのキレ、コントロールと文句なしの出来だった。重要な場面で投げさせることができる投手だろう。

 2番手・田浦 文丸秀岳館)も川端に負けない出来を見せてくれた。左オーバーから投げ込む直球は威力があり、甲子園と比べると回転数も高く、コマンドも良かった。何より決め球のチェンジアップは大学生も思わず空振りするほどの精度の高さがある。スライダーの切れも良く、コントロールの精度も高い。秀岳館の左腕コンビは盤石。ただ甘く入ったストレートを城西国際大打線が見逃さず、同点タイムリーで、試合を振り出しに戻す。

 侍ジャパンU-18代表打線はなかなか土肥を打ち崩せない。立ち上がりはフォークを多めに投げた後、今度はストレート、スライダーが中心。しかし侍ジャパンU-18代表の打者陣はフォークが残像にあるのか、なかなかベストスイングができない。清宮 幸太郎早稲田実業)も、中村 奨成広陵)も城西国際大バッテリーの巧みな配球により自分の打撃を崩していた。

 そして7回表、千葉工大戦で3失点を喫している三浦 銀二福岡大大濠)がマウンドに登った。しかし三浦がまたしても悔しいピッチング。先頭打者を三振に打ち取ったが、連打で一死二、三塁のピンチ。ここからタイムリーエラーとタイムリーヒットで計3失点。ストレートの勢い、コントロールは決して悪いわけではない。むしろ回転数が高いストレートで、厳しいところをついている。さらにスライダーの切れも悪くない。ただそこに緩急などアクセントとなる球種がないのかもしれない。本当に短い期間しかないが、三浦が立て直しをしてくれないと、侍ジャパンU-18代表の投手陣事情は苦しいものになるだけに、ぜひ再生することを期待したい。

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