安田 尚憲選手 (履正社)

安田 尚憲

球歴:履正社

都道府県:大阪

ポジション:三塁手

投打:右 / 左

身長:188.0 cm

体重:92.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2017年3月29日)  打のヒーローは3番安田 尚憲(3年・三塁手)だ。第1打席がセンター左を抜く二塁打、第4打席が右中間を破る二塁打、第5打席がセンター前ヒットで、そのすべてが火の出るような強烈な打球。第1打席をタイミングの取り方を見て、投手は勝負できないなと思った。早い始動をする選手が多い中、安田は遅めにバッティングの動作をスタートさせる。そしてその動きが実に慎重で粘っこい。どんなコースにどんな球種を投げてもすべてタイミングを合わされる恐怖感が対峙する投手にはあったはずだ。それでも勝負に行った三浦 瑞樹(3年)はたいしたものである。  ちなみに、第1打席の二塁打は打球がシュート回転している。これはボールの内側をバットで振り抜いているから生まれる弾道で、打撃フォームの正しさを証明している。似ている打者としてすぐ頭に浮かんだのは筒香 嘉智(DeNA)。  反動を抑えるため、バットを引く動き、始動のときの足の動きとステップする動き、さらにバットの前後左右や上下などの動き……等々、あらゆる動きに制限を加えようとしているのが筒香だ。  反動を悪いと知りながら「日本人は外国人のような体の強さがないから」と常に言い訳を用意して反動を使おうとするのが日本人打者の特徴である。筒香という強打者をお手本にして、安田も無反動を武器に完全無敵のスラッガーの道を歩もうとしているようだ。
更新日時:2017.05.13

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