上林 誠知選手 (仙台育英)

上林 誠知

球歴:仙台育英

都道府県:宮城

ポジション:中堅手, 外野手

投打:右 / 左

身長:184.0 cm

体重:77.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋 2013年03月25日 昨年の明治神宮大会の覇者、仙台育英が予想通り強打を発揮して初戦を突破した。最大の注目選手、 4番上林 誠知(中堅手)は2回の2死満塁の場面で2点二塁打を放ち、創成館を打ち破る殊勲者となったが、この打席を1球目から振り返ってみよう。  [1]低めスライダー(ストライク)、[2]外角低めストレート(ファール)、[3]外角低め135キロストレート(ボール)、[4]低めボールゾーンへのカーブ  この4球目がワンバウンドになる完全なボール球で、上林がこれをコンパクトな縦スイングで捉えると打球はセンター前にポトリと落ちる2点タイムリーになって、マスコミは「ワンバウンドになる球を打ってヒットにしたのはイチロー(当時オリックス)以来だ」と騒ぐのだが、話はまだ続く。普通の選手は一塁ベース上に立ってガッツポーズをするのだが、上林は猛然と二塁ベースめがけて走り、このポテンヒットを二塁打にしてしまった。二塁到達に要したタイムは私が俊足の目安にしている「8.3秒未満」を上回る8.06秒。どんな局面でも手を抜かない上林の面目躍如と言っていいだろう。  上林はこの試合でもう1つスーパープレーをしている。4回裏、2死走者なしの場面で創成館の7番井口大河が放った打球は左中間を大きく破ろうかという打球。これを懸命になって追うと見事にスライディングキャッチしてしまうのである。マスコミにはこういうプレーのほうに光を当ててほしいと思った。
更新日時:2013.03.26

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