鈴木 拓斗選手 (仙台育英)

鈴木 拓斗

球歴:仙台育英

都道府県:宮城

ポジション:外野手

投打:右 / 右

学年:3 年

将来性を感じさせる公式戦初アーチ、仙台育英2年生スラッガーがようやく開花

<第105回全国高校野球選手権記念大会:仙台育英4ー3履正社>◇17日◇3回戦◇甲子園

 仙台育英(宮城)の「未完のスラッガー」がついに開花した。2年生の鈴木 拓斗外野手が、2回に履正社(大阪)の先発・増田 壮投手(3年)から左翼席へ2ラン。チームに勢いをつける先制アーチに、笑みを浮かべながらダイヤモンドを一周した。

 第1打席だった。初球はやや内寄りの直球を見逃してストライク。2球目、同じコースに入ってきたチェンジアップを思い切り引っ張った。打球は大きな放物線を描いて左翼フェンスを越えた。実に公式戦初アーチが甲子園の大舞台。華もあるところも見せつけた。

 今年のセンバツでは背番号がもらえず、スタンドで応援していた。長打力は秘めたものがあり「未完のスラッガー」とも呼ばれていたが、夏はようやくレギュラーを勝ち取り、甲子園に臨んでいた。3試合目にしてようやく飛び出した1発に、本人だけでなくチームメートも大喜びだった。

 3番には同じ2年生の湯浅 桜翼内野手がいる。1年秋からレギュラーの湯浅に負けじと努力してきた鈴木が、聖地での初本塁打は先にマークした。

 この秋からの新チームになれば中軸を任される可能性は十分ある。来年の仙台育英を代表するスラッガーになるためにも、鈴木がこの夏の甲子園でさらなる成長を狙う。

更新日時:2023.08.17

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