大体大浪商vs関大北陽
夏準V右腕、リベンジを目指す秋！
西田光汰(大体大浪商)
大体大浪商のエース・西田光汰(2年)が毎回の14三振を奪うピッチングで2失点完投。強豪・関大北陽を破り4回戦進出を決めた。
立ち上がり、関大北陽の1番・芦田竜太(2年)に初球をレフト前へ運ばれ、その後は｢力んでしまった｣とやや球が上ずった。3回と4回には二死走者なしから余計と思える四球を与えてしまったが、その後は力強い直球で相手打線を圧倒した。
関大北陽の岩井雄大(1年)も好投手で、1点をどちらが先に与えるのかがポイントになったが、西田のピッチングは後半になるにつれて勢いを増した。
8回表、二死二塁と先制のチャンスで打席に立った時は、ファウルで粘って四球を勝ち取り｢ヨッシャー｣と吠えると、その後に押し出しで欲しかった先制点をもらった。
点差がついた9回に2点を与えてしまったが、14奪三振については｢上出来です｣と笑みを見せた。
夏は大阪大会決勝で敗退。当時背番号10ながらエース格としてマウンドに立った右腕は、｢自分の力が足りなかった｣と涙を流した。夏休みは｢1日に120メートル走を16本など短距離と中距離走でキレと体幹を意識しました｣と実力アップをはかった。さらに大阪商大高のエースだった148キロ右腕・大西広樹(3年)から四股を踏む練習法を伝授された。下半身は太くなり、体重も2キロアップした。四田勝康監督も｢秋は全試合投げてほしい｣と全幅の信頼を置くエース・西田。悲願の甲子園出場へ向け、｢(夏に敗れた)大阪偕星学園にリベンジしていきたい｣と力強く話した。次の4回戦を勝ち上がれば、5回戦で宿敵との再戦の可能性がある。
関連記事
・2015年秋季大会特設ページ
・あの学校の取り組みは？！京都府の野球部訪問を一挙紹介！
