昨年都市対抗優勝のJFE東日本に中村晃太朗(東海大菅生)、廣澤優(日大三)と昨年の西東京を盛り上げた投手コンビが加入!!
廣澤優(日大三)、中村晃太朗(東海大菅生)
昨年の都市対抗野球優勝のJFE東日本に頼もしい高卒新人投手が加入した。その1人目が中村晃太朗(東海大菅生出身)。下級生の時から活躍し、2年秋は都大会準優勝に導き、東京選抜に選ばれ、キューバ遠征を経験し、強力打線のキューバ相手に力投を見せた。
さらに昨春の関東大会では20回を投げて無失点という抜群の安定感を発揮。高校を代表する技巧派左腕として名をはせ、実力としては日本代表入りした林優樹(近江‐西濃運輸)に負けないものを持った投手だ。135キロ前後の速球は切れがあり、球速を速くしたスプリットチェンジ、スクリューチェンジ、球速を落とした落差が大きいチェンジアップと3種類を投げ分ける投球術は高校生離れしている。すでにオープン戦でも登板をしており、即戦力の投手として期待されそうだ。
もう1人は廣澤優(日大三出身)。193センチ85キロと恵まれた体格から振り下ろす140キロ後半の速球が魅力で、志望届けを出せば、十分に指名もあり得た投手だった。ただ、プロにいくよりも、プロで活躍できるか?そういう観点から見ると、まだ下積みが必要で、即戦力としてプロ入りできる実力をつけるために社会人野球の道を選んだ。
打線では、アマチュア球界屈指のスラッガー・今川優馬(東海大四出身)、投手陣では元プロの須田幸太(土浦湖北出身)にタレント揃いのJFE東日本。この2人が順調に伸びれば大きな戦力となる。
(記事=河嶋宗一)
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