京華vs都立六郷工科
京華、都立六郷工科を突き放し、12年ぶりの初戦突破!
久々の初戦突破を狙う京華と都立六郷工科の対決。この試合に勝てば、京華は2001年以来12年ぶり、都立六郷工科は2008年以来5年ぶりの初戦突破となる。
試合はいきなり動いた。初回、京華は先頭の髙橋成(2年)がセンター前ヒットで出塁。後続が倒れ二死になるも、4番小貫満郎(2年)がセンター前ヒット、5番石井悠斗(1年)が四球を選び、満塁のチャンスを作る。ここで6番堀内代輝(2年)がライトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、京華が3点を先制する。
初回から追いかける展開となった都立六郷工科。その裏、すかさず反撃に出る。先頭の伊嶋拓己(2年)がセカンドへの内野安打で出塁。送りバントで一死二塁として、3番菅原侑弥(2年)がセンター前へタイムリーヒットを放ち1点を返す。この回、さらに1点を追加し、3対2とする。3回裏には、主将の沢目隆太(3年)のタイムリーで同点に追いつく。
追いつかれた京華だが、勝ち越しは許さない。4回表、3番佐原佳(2年)、4番小貫の連続タイムリーで3点を追加。追いすがる都立六郷工科を突き放す。
再び3点を追いかける展開となった都立六郷工科は4回裏、1番伊嶋と3番菅原にタイムリーが飛び出し2点を加え、6対5と1点差に迫る。
このまま接戦となるかと思われた5回表、京華は先頭の6番堀内がライト前ヒットで出塁すると、続く7番袴田健司(3年)がレフトへのタイムリー二塁打で1点を追加。この連打が起爆剤になり、京華はこの回、打者10人で7得点の猛攻を見せる。京華は6回にも3点を追加し、16対5とする。
対する都立六郷工科は5回以降、京華の背番号1・袴田を打ち崩せず、得点を加えることが出来なかった。
粘る都立六郷工科を振り切り、京華が6回コールドゲームで初戦を突破。京華は2001年以来12年ぶりの初戦突破。スタンドに集まった応援団からは大きな歓声が上がった。敗れた都立六郷工科だがメンバーの半数以上が1、2年生。今夏の経験が来夏の初戦突破につながるだろう。
(文:編集部)