太田光(楽天)、佐野恵太(DeNA)に注目!現役15名を誇る広陵OBで開幕ダッシュに成功した2名
高校時代の太田光(左)、大学時代の佐野恵太(右)
現在15名の選手がNPBに在籍する広島広陵出身選手たち。今季は右ふくらはぎの怪我の影響により、プロ9年目にして初の開幕二軍スタートとなった広島のエース・野村 祐輔や、自身2度目の開幕投手を務めるも、2連敗を喫している6年目の有原 航平と、広島広陵が誇る最多勝コンビは不本意なスタートとなってしまっている。
そんな中、2年目の捕手・太田 光(東北楽天)と4年目の外野手・佐野 恵太(横浜DeNA)が開幕から全10試合に出場し、レギュラー定着に向けアピールを続けている。
【今シーズンの打撃成績】*7月1日試合開始前
・太田 光(東北楽天)
10試合 25打数9安打(二塁打6)5打点 打率.375 OPS 1.058
・佐野 恵太(横浜DeNA)
10試合 37打数13安打(二塁打5)5打点 打率.351 OPS .905
大阪商業大を経て2018年に2位指名を受け入団した太田は昨年は55試合に出場。今季は初の開幕スタメンを勝ち取ると、1、4打席では犠飛、3打席では二塁打を放ち、2打数1安打2打点と開幕勝利に貢献。6月27日の日本ハム戦では4打数4安打の猛打賞を記録し、打率.375でリーグ4位につけ、昨シーズン.219に終わった打撃面で大きな成長を見せる。また守備でも、楽天投手陣をリーグトップのチーム防御率3.00に牽引する働きを見せ、盗塁阻止率は甲斐 拓也を抑え堂々1位の.571を記録している。
4年目の佐野は開幕戦で4番に抜擢されると、開幕から9試合連続安打を記録。20本と目標を掲げた本塁打はまだないものの、リーグトップとなる5本の二塁打を記録。打率もリーグ7位の.351を残し、今季から筒香が抜け、主将と「4番・左翼」の大役を任されたが、しっかり起用に応える働きを見せている。明治大を経て2016年ドラフトで全体87人中84番目の9位での入団から、4年目で開幕4番を勝ち取った持ち前の勝負強さで今季はブレイクを予感させる。
今年も新たなスターが誕生しそうな広島広陵OBたち。今季も彼らの活躍に目が離せない。
【現在NPBに在籍する広陵出身選手】 *育成契約含む
白濱 裕太 捕手(広島東洋)2003年1巡目 17年目
吉川 光夫 投手(北海道日本ハム-巨人-北海道日本ハム)2006年1巡目 14年目
上本 博紀 内野手(早稲田大-阪神)2008年3位 12年目
中田 廉 投手(広島東洋)2008年2位 12年目
俊介 外野手(近畿大-阪神)2009年5位 11年目
野村 祐輔 投手(明治大-広島東洋)2011年1位 9年目
上本 崇司 内野手(明治大-広島東洋)2013年3位 8年目
小林 誠司 捕手(同志社大-日本生命-巨人)2013年1位 7年目
有原 航平 投手(早稲田大-北海道日本ハム)2014年1位 6年目
上原 健太 投手(明治大-北海道日本ハム)2015年1位 5年目
吉持 亮汰 内野手(大阪商業大-東北楽天)2015年2位 5年目 *育成
佐野 恵太 外野手(明治大-横浜DeNA)2016年9位 4年目
中村 奨成 捕手(広島東洋)2017年1位 3年目
福田 周平 内野手(明治大-NTT東日本-オリックス)2017年 3位 3年目
太田 光 捕手(大阪商業大-東北楽天)2018年2位 2年目
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