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吉田正尚(オリックス)がウインターベースボールリーグで別格の活躍!吉田から学ぶ打撃論

2016.12.11

吉田正尚(オリックス)がウインターベースボールリーグで別格の活躍!吉田から学ぶ打撃論 | 高校野球ドットコム

吉田正尚選手(オリックス)

吉田正尚(オリックス)がウインターベースボールリーグで別格の活躍!吉田から学ぶ打撃論

 現在、開催されているアジアウインターベースボールリーグ。
その中で打率5割以上の成績を残している選手がいる。それがウエスタン選抜で出場している吉田正尚(オリックス・バファローズ)だ。

 ここまで13試合に出場し、打率.541、2本塁打、17打点と三部門で別格の成績をマーク。

 今年は一軍で63試合に出場し、10本塁打、34打点、打率.290と活躍を見せていた野手がこの舞台にいるのだから、成績を残して当然ともいえるかもしれないが、そう簡単に結果を残せるものではない。

 今回は、吉田の活躍の要因となっている打撃論と考え方をおさらいしてみたい。吉田は自分がもっているパワーをインパクトの瞬間に最大限に出力できるかを考えて、スイングをしているという。その準備段階としてウエイトトレーニング、自体重系のトレーニングはこなすが、それを使いこなす技術がなければ、持て余してしまうというのだ。

 また、野球選手にとって大事なトップ動作を吉田はこう考えている。
「インパクトポイントまでの距離をしっかり取れるよう、後ろの大きい、深いトップを取ることを意識しています。トップからインパクトまでの距離が長い方がバットを加速するための距離を確保できるため、強いインパクトにつなげることができる。ためを作って手を後方に残せる分、キャッチャー寄りのポイントで打つことも可能になりますし、ボールの見極めもよくなります」

 技術的なことについて、深いところまで踏み込んで考えている吉田。さらにどんな環境に対しても高い実績を残せる秘密がもう1つある。それは3パターンのスイング軌道を持っていることだ。吉田は相手投手のタイプや試合状況によって変化をつけており、とてもプロ1年目とは思えない意識で打撃を実現している。

 常に結果を残せる選手は、確固たる技術的な土台があり、それを説明できる能力がある。そんな吉田の来シーズンに対する期待は高くなっている。2017年はウインターベースボールリーグの経験も活かし、どこまで数字を上積みさせることができるか。多くのファンが注目している。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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