試合レポート

都立足立西vs都立東

2021.07.15

都立足立西、2試合連続で5回コールド!身長186センチ・有馬の投球に注目

 都立東は初戦で都立農産を5対2で破ったものの残塁は12。3回戦は打線を大幅に組み替えて得点力アップを狙った。しかし都立足立西有馬 拓の力投に出塁もほとんどかなわなかった。

 有馬は初戦の都立田園調布戦でも3回を終わって被安打1の好投だったが、4回に一気に崩れた。しかし、この試合では、全く危なげなかった。都立足立西の芝英晃監督は、「自信を持って投げていて、尻上がりに良くなってきました」と手応えを感じている。有馬は身長186センチ。角度のあるストレートは134キロというが、もう少し出ているような気がする。それに縦のカーブも落差がある。5回を投げて、許した安打は4回表代打・吉岡 佑真の右前安打の1本だけ。与四死球0、奪三振5,投球数55という、全く危なげない内容だった。

 都立足立西は攻撃面では1回裏、1番・上田 雄大が内角を開かず叩き、レフトへの先頭打者本塁打で先制。4番・須藤 万葉の二塁打などでさらに2点を追加する。2回裏には5番・有馬、6番・鴨狩 唯斗の連続三塁打などで5点。3回にも1点、4回には4番・須藤の本塁打もあり5点を追加。14対0の5回コールドで都立東を破った。

 都立東は1、2年生の多いチーム。それに大敗の中でも、エラーは1つもなかった。昨年の秋以来の公式戦で思うように行かない部分もあったと思うが、1、2年生はそれも経験として生かしてほしい。

 都立足立西は、次は優勝候補筆頭の関東一と対戦する。「足立西の野球をやり抜けたらいい」と芝監督。特にエースの有馬は、打たれることを恐れず、自分の投球をやり切ってほしい。

文=大島 裕史

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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